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崇裕side


のんすけの特製トマトクリームパスタを食い終わり、またもやのんすけ特製のパンケーキをしっかり完食したともは上機嫌。



のんすけに 「はよ風呂入りぃよ〜?」って言われてもラグにゴロゴロしながら生返事しかせえへん。




崇裕 「ほら、ラグにコロコロしとっても意味ないで?淳太が服貸してくれるんやからはよ入ってき。俺らが先にお風呂頂いてる身なんやから。」



やっと俺の声で行く気になったのか淳太から服を受け取り、いつものごとく颯爽と風呂へ向かった。





淳太 「変わらへんね、あれだけ愛くるしいのは。」




望 「そらそやろ。あんだけ可愛いんやもん。で、今聞く?ともの話。」




淳太 「ん、」





ともは髪を大事にしてる分風呂は長い。だからその間にパパっとのんすけがその話をした。




淳太 「そっか……、あれやろ?セクシャルマイノリティに関係してるじゅんが最前線なのは。」



崇裕 「そゆこと。ごめんなぁ、頼ってもうて。とも自身と俺ら兄弟の問題なんに。」



淳太 「いや、知識がある人や差別、偏見がない人やないと向かへん話やからな。しばらく、俺らで預かってもええんかな?」




望 「とりあえず、明日許可とるつもりやで。シゲに連絡して照史とシゲに店に集まるようにしてもらったんよ。伝えるから。」




そんな話をしているとふわっと淳太の家特有の柔らかいシャンプーの匂いを漂わせてともが戻ってきた。



智洋 「お風呂ありがとうな。そういや、なんか話しとった?」




崇裕 「ただの談笑やで。ほら、この前テスト結果帰ってきたやろ?んで、俺がただあまりの低さにのんすけにからかわれてただけやから。」




智洋 「ふーん。」





ふぃー、今バレてもらっては困るんや。



のんすけも目で「ありがとな」って言うてるし。






なあ大兄、あんたは何をそんなに拒んどるんや……?

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作者名:来夢 | 作成日時:2020年12月2日 23時

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