・ ページ12
崇裕side
のんすけの特製トマトクリームパスタを食い終わり、またもやのんすけ特製のパンケーキをしっかり完食したともは上機嫌。
のんすけに 「はよ風呂入りぃよ〜?」って言われてもラグにゴロゴロしながら生返事しかせえへん。
崇裕 「ほら、ラグにコロコロしとっても意味ないで?淳太が服貸してくれるんやからはよ入ってき。俺らが先にお風呂頂いてる身なんやから。」
やっと俺の声で行く気になったのか淳太から服を受け取り、いつものごとく颯爽と風呂へ向かった。
淳太 「変わらへんね、あれだけ愛くるしいのは。」
望 「そらそやろ。あんだけ可愛いんやもん。で、今聞く?ともの話。」
淳太 「ん、」
ともは髪を大事にしてる分風呂は長い。だからその間にパパっとのんすけがその話をした。
淳太 「そっか……、あれやろ?セクシャルマイノリティに関係してるじゅんが最前線なのは。」
崇裕 「そゆこと。ごめんなぁ、頼ってもうて。とも自身と俺ら兄弟の問題なんに。」
淳太 「いや、知識がある人や差別、偏見がない人やないと向かへん話やからな。しばらく、俺らで預かってもええんかな?」
望 「とりあえず、明日許可とるつもりやで。シゲに連絡して照史とシゲに店に集まるようにしてもらったんよ。伝えるから。」
そんな話をしているとふわっと淳太の家特有の柔らかいシャンプーの匂いを漂わせてともが戻ってきた。
智洋 「お風呂ありがとうな。そういや、なんか話しとった?」
崇裕 「ただの談笑やで。ほら、この前テスト結果帰ってきたやろ?んで、俺がただあまりの低さにのんすけにからかわれてただけやから。」
智洋 「ふーん。」
ふぃー、今バレてもらっては困るんや。
のんすけも目で「ありがとな」って言うてるし。
なあ大兄、あんたは何をそんなに拒んどるんや……?
114人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:来夢 | 作成日時:2020年12月2日 23時