君がいるだけで。【歌い手】 (ページ2)

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まふページ2

『ふぁ、、、もう10時、、』

主婦の朝は早い。

の癖に私はいつも起きるのはこれくらい。

理由は夫が起きるのはこれよりあと2時間あとだから。

普段から引きこもっている私の夫、真冬。

彼の職業は“歌い手”というものだ。

歌い手、というのはだいたいは普段顔を見せずに活動するもので、真冬もそれだった。

しかしこの寝ているおまぬけフェイス。

洋服屋で働いていた時は見れなかった、

彼の顔も今ではこれでもかと言うくらいに見ている。

いやぁ、でも猫が飛び乗っても起きない。。

どんな夜更かししたんだ。

また夜更かしか。

いやまぁいいけど。いいけど。

また曲作ってたんだよね、知ってるよ、

可愛いなぁ、と彼を撫でていると、

ま｢ん、、、おはょ、、｣

『あ、しまった、起きた。ごめん、起こした、？』

ま｢ううん、起きてた。ふふ、撫でられるのは気持ちいいね、もっとなでてよ、｣

『しょうがないなぁ。』

猫？？？こいつぁ猫ですか、？？？？
神よ、こいつは猫ですか、？？？？

『猫みたいだね笑』

ま｢猫かぁ、じゃあ、時には攻撃もしなきゃ。｣

『、？どうゆうこと？』

ま｢こうゆうこ、とっ！｣

力強く言ったと同時に、彼は私の上に覆い被さった。

『ちょ、真冬、？笑』

『寝ぼけてる？』

ま｢そうかもね、、、ん、眠ぃ、、｣

ま｢z、、｣

そのまま彼は私の上に落っこちてきた。

『うわ、ちょっと、？笑』

『もー、笑』

『ん、、真冬の鼓動聞いてると眠くな、、る、』

『zz、、』

こうして我が家の朝はゆっくりと過ぎてゆく。