17日目 ページ18
「ハァ…ハァ…ハァ」
危なかった…
まさか焦凍にあんな事言われるなんて思わなかった
絶対にあんな事知られる訳にはいかない
知られたら、私の友達や家族に被害が及ぶ
それだけは絶対に阻止しなきゃ
prrrrr
「電話？」
電話の相手は兄様だった
《…もしもし》
礼央《A！今どこにいる？！》
《控え室だけど》
礼央《ならテレビ見ろ！》
《なんで？》
礼央《焦凍くんが出てる！しかも激しい戦いだ！》
確か今は2回戦を始めている時間だ
それにしても激しい戦いって？
私はテレビをつけ、画面を見た
「…！緑谷出久」
彼は何故か腕がボロボロで、指先が紫色になっていた
《なに…あれ》
礼央《多分緑谷くんは、個性の影響で指先が紫色になっていると思われる
個性を使うたびに痛がっているからな》
確かにそれには驚いている。それ以上に驚いているのは
焦凍が左側…炎を使っていることだ
礼央《彼は焦凍くんを本気にしたかったらしい。左を使わないで1番になる彼を否定した
その想いが届いたのか、彼は炎を使い始めた
まるで名言だったぞ？
［君の力じゃないか］…ってね》
「君の…力」
＿＿＿＿＿＿＿
？「お前の個性は俺のために使え。お前の力は俺の力でもある！」
＿＿＿＿＿＿＿
ああ…何でだろう
彼が言った言葉が胸に響いてくる
＿＿＿＿＿＿
社長『どうやら次の平和の象徴は…お前になって欲しいそうだ。あの方は
だからお前という強者を世の中に見せてこい
そして、伝授された奴以上よりも目立ってこい』
『…わかりました』
＿＿＿＿＿＿＿
次の平和の象徴は私ではない
緑谷 出久
彼が相応しい
今ならオールマイトが彼を選んだ理由がわかる
結局その後、緑谷くんは負けた
会場が崩壊した為時間は少しあるだろう
「…行こう」
私は控え室を出て保健室に向かった
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ネコ＊ - こなみさん» ありがとうございます！これからも無理しない程度に頑張ります！ (2019年1月15日 20時) (
レス) id: 23524489e3 (このIDを非表示/違反報告)
こなみ(プロフ) - 面白いです！更新とても楽しみにしてます！無理せず頑張ってください！(*^^*) (2019年1月12日 0時) (レス) id: 5b2c72d17c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ネコ＊ | 作成日時：2018年12月9日 20時
