02:白い駒鳥 ページ2
その頃、外ではミッキー達が困り果てていた。
「ああ、どうしたらいいんだろう？」
すると、何処からか歌う声が聞こえてきた。
ミッキー達が振り返ると、見覚えのない少女がいた。
白い長い髪に、色白の肌、海のような青い瞳。
白いシャツに紫色のオーバーオール、赤いシルクハットを被り、赤い靴を履いていた。
少女はミッキー達の様子を見ると、首を傾げた。
「どうしたの？」
「ハウスオブマウスが、悪役に奪われちゃったんだ」
「ところで、あなたはだあれ？」
ミニーに聞かれて、少女はにっこりと微笑んだ。
「僕はシノ。こことは別の町から来たんだ。悪役に奪われちゃったのか…じゃあ、僕が
取り返してあげるよ！！」
少女…シノの言葉に、ミッキー達はビックリ。
シノは可愛らしい見た目で、とてもジャファー達に勝てるとは思えなかった。
「気持ちは嬉しいけど、君一人じゃ無理だよ。それに、悪役じゃなきゃここには入れないよ」
「そうか…うーん…じゃあ、僕も悪役になればいいんだ！！」
シノはオーバーオールのポケットから、黒い羽ペンを取り出した。
シノが羽ペンを振ると、漆黒の衣装と仮面が出てきた。
魔法の羽ペンをしまうと、シノはその黒い衣装をまとって、仮面を付けた。
くるりと回って、ポーズを取るシノ。
「どう？悪役に見えるでしょ」
なるほど、さっきと比べたら、だいぶ悪役に見える。
「じゃ、行ってくるね！！」
「気を付けてね、ジャファーの使う魔法には要注意だよ」
「うん、分かった」
シノはゆっくりと、ハウスオブマウスのドアを開けて、中に入っていった。
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まー(プロフ) - すごく良いと思います！良かったら合作しませんか？ (2020年4月28日 20時) (
レス) id: 25d5908286 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - この前は私の夢主達が作ってるので『うちの子達との故郷の世界の紹介』を見てくださいね。 (2018年5月30日 18時) (レス) id: f610c408d6 (このIDを非表示/違反報告)
森田菜々子 - この作品が凄く良いです…!!ワルねこさん、更新頑張ってください!! (2018年5月17日 16時) (レス) id: f610c408d6 (このIDを非表示/違反報告)
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