『主人公は私なのに周りのキャラが濃すぎます！』byセーシェル【番外編学ヘタ】

24笑．ツンデレ発動？ ページ25

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ｲｷﾞ「奢ってやるよ」







スペインさんとロマーノさんが去ってから、

ジェラートを買おうとした私の手を制し、イギリスさんが言った




「え？いやいいですよ！奢ってもらうなんて…」





ｲｷﾞ「いいから、俺が奢りたいだけなんだから」



そういって聞かないイギリスに、私は折れ



「じゃあ、お願いします」


と奢ってもらうことにした




・・・







「ありがとうございました！イギリスさん」




ｲｷﾞ「俺は紳士だからなっ


べっ別にお前のためじゃないからな、俺が奢りたい気分だったんだ！勘違いすんなよ」



ぶっきらぼうにそういうイギリスさん





でもその言葉にはしっかり優しさが入っていることは、私も知ってる




「イギリスさんってやっぱりツンデレなんですね」




ｲｷﾞ「なっ！誰がツンデレだっ」





「そうですね、紳士なんですよね」(笑)





ｲｷﾞ「そっそうだ」





そういいながらもまんざらでもなさそうなイギリスさんを見て、私も笑ってしまった









「文化祭、頑張りましょうね！」




ｲｷﾞ「あぁ、そうだな」





絶対成功できる、成功させる





そう私は思った





ｲｷﾞ「うまくいくさ、絶対」





「はいっ そうですね！」









………しかし





物事はそう簡単にいくものではないと、




私達は思い知ることになる……









・・・・・・・・・









次の日…





放課後、生徒会メンバーで生徒会室に向かった









扉を開けると、誰もが予想もしなかっただろう人物が扉に背を向けて立っていた








その足元には、バラバラになったくす玉の破片






向かいの壁には、怯えた女子生徒2人と、両脇を抑えられている女子生徒一人






そして、こちらを振り返る赤いリボンが揺れる女子生徒…









ｲｷﾞ「・・・・・・・A……？」









ﾛﾝ「………っ！」









Aさんの手には……ハサミが握られていた……

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