恋人役、頼まれました【APH 】アメリカ

40☆健康男児 ページ42

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「また君は見学してたのかい？」

水道で水を出していたら、後ろからアルフレッドが歩いてきた

「汗だくじゃない、水分補給しないと熱中症になっちゃうわよ」

アルは自分のシャツをパタパタとはためかせながら「いやぁ…暑いね！」と言う

どうして彼はこんな汗だくで疲れてそうなのにめちゃめちゃ元気なのだろう…

蛇口から思いっきり水を出して髪を濡らし、楽しそうにしているところを見て少し羨ましくなった

「…貴方は本当にいつも楽しそうな人ね」

「まぁ俺はヒーローだからね！」

皮肉を言ったつもりだったが、どうやら通じていないようだ
ため息をつくと彼にタオルを投げて頭に被せた


「髪がびしょ濡れよ、ちゃんとふいて汗も拭いて、風邪引くわよ全く」

「君って冷たくしたいのか優しくしたいのかどっちなんだい？」

「気分よバカ」

「それ答えになってないんだぞ」

ブーブーと隣で煩いアルを無視しながら校庭に目を向けると、ちょうどハナが係の決勝審判のために旗を持って歩いているのを見つけた

「あ、ほらハナが重たそうなのもってるわよ」


「行ってきなさいよ」、私はそう言うとそろそろ回復したと思われる身体と共に次の競技の練習場所に行くためにアルに背を向けた

後ろで何か聞こえたけれど、とりあえず
無視しよ、面倒くさいし


ちなみに私が出る競技、何かと言うと


「仮装リレー」とか言うやつです。

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