恋人役、頼まれました【APH 】アメリカ

37☆笑うって良いこと ページ39

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あれから私達は、本屋に行ったり、ゲームセンターに行ったりと、ブラブラした

まるで本当にカップルでデートをしているみたいだった

まぁ私としては、欲しかった本が買えて満足だしアルは終始楽しそうで何よりだったけど



けどやっぱり…

果たして本当にこのままで良いのだろうか
こんなちんたら仮デートなんかちゃっかり満喫してるし…

そんなことを考えていると、突然おでこにデコピンをされた

「いてっ」

結構な衝撃を食らったおでこをさすりながらアルを見上げると、

「ハハハー！眉間にシワがよってるんだぞ！
それじゃあすぐフケちゃうんだぞ！」

元凶のアルはそう言って笑った

「わかってるわよそんなこと、貴方も笑い過ぎて顎外れればいいのに…」

「それは君の願望だろー？」

しかも！笑うことは良いことだしな！、そう言って、まるで笑顔のお手本のように笑い、親指を立てる

ホント、呑気な奴…
何考えてるか分かったもんじゃないわ
私はため息をつく

「しかもだいたい、貴方行きたいところって多すぎなのよ」

すると彼は、「あっ！そうだ！」と思い出したように今度は人差し指をピンと立てた

「最後に行きたいところがあったんだよ！
ついてきてくれ！」

どうやらまだ行きたいところがあるらしい
まるで遊び足りない子供のようだ

「行きたいところ、まだあるの…？」

「もちろんさ！」

いきたくないだなんて言わせない、みたいな顔でこっちを見ないで

「…仕方ないわね…これで最」

「よし！じゃいくぞ！」


彼は私の話を最後まで聞かずに、即座に手を取り、走り出した



「えっ？！ちょっ…また走るの…？！」

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