42.キョクドノ ページ45
一期「いやはや…お恥ずかしいところを…」
布団からでて着替えた一期は改まったように目の前に正座して頭をかいた
そんな彼を前にして少し同様を見せる鶴丸と大倶利伽羅、対照的にちっとも驚かない乱と私
慣れとは怖いものだと思う
さっき一期一振が急いで出したちゃぶ台の上に、これまた急いで出したお茶が置いてある
乱「何度も見てるんだから慣れてるよいち兄」
乱はそう呆れたため息をつく
一期「にしても乱もついに極か、おめでとう」
そう微笑む一期、
柄にもなく褒められた乱は、少し嬉しそうにはにかんだ
さっきから鶴丸と大倶利伽羅が横で落ち着かない
やはり最初にここに来る時は誰しも驚くのだ
それは仕方ないことだろう、一期一振は極度の引きこもり…というかなんというか、とにかくはじめからここから出たがらないのだ
まぁ来た当初よりは顔を見せるようになったのだけれど、最初はまず襖を閉じられていて入ることすらできなかったのだ
「ご存知とは思いますが、こちらが鶴丸国永と大倶利伽羅です」
乱と一期の対談が一息ついたところで、隣の鶴丸と大倶利伽羅を紹介する形になった
一期「初めまして、一期一振と申します。粟田口の長男…なのですが、見ての通りこのざまなのであまり大きな声では言えない事ですね」
一期一振がそう礼儀正しくお辞儀をした
鶴丸「鶴丸国永だ、こっちは大倶利伽羅。俺たちは同じ本丸からきた者同士だ、まぁよろしく」
そう鶴丸が軽くお辞儀をし、その隣で大倶利伽羅をペコっと小さく頭を下げた
一期「ほう、同じ本丸からとは…そんなこともあるのですね」
彼は珍しいものでも見るような目だ
鶴丸は小さく片手を上げる
鶴丸「聞いてもいいか」
一期「はい何でしょう」
ニコリと微笑みながら首を傾げる一期に鶴丸が質問を投げかける
鶴丸「野暮な事聞くようだが、一期は何故こんな、狭っ苦しい所で生活しているんだ、本丸があるのに」
遠回しな言い方など、微塵もする気がないようだ
鶴丸は率直にそう尋ね、それに対し一期は少し躊躇う
一期「…せっかく鶴丸殿が率直に尋ねて下さったのですからお答えしましょう。
…ぶっちゃけた話、私は顕現された当初から極度のコミュ障です」
鶴丸、加羅「…は？」
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琴葵(プロフ) - 面白すぎて一気にシリーズを見てしまいました！！！更新楽しみに待ってます！！！！！！！！ (2019年5月27日 19時) (
レス) id: b0ea0349a7 (このIDを非表示/違反報告)
千歳 - すごくおもしろいです！続編が読めないんですが私だけですか…?… (2019年5月25日 14時) (レス) id: 0f5e08b4d3 (このIDを非表示/違反報告)
滅月(プロフ) - とっっても面白いです！もっと評価されるべき…!! (2019年5月16日 21時) (レス) id: cd11303192 (このIDを非表示/違反報告)
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