9,ハモノ ページ11
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夕飯を食べに食堂で向かう刀剣をよそに、私は自室に戻っていた
夕飯は大体自分の部屋で食べている
食堂で夕飯を貰うと、お盆ごと持って部屋に戻り
夏の風をかんじながら小さな机の上でゆっくりと済ます
蚊は寄ってこないので、開けていても何も問題は無いし、元々冷え症なのもあり、おかげでエアコン要らずである
庭の池にぼんやりと月が映し出される
縁側に座って、ただただその月を眺めていると
向こうの廊下がギシギシと鳴り響いて近づいてくるのに気づいた
ｼｬｷﾝ……
足音が後ろで止まった…
と思ったら、首元に冷たいものが当たる
刃物だ
「…どうかしましたか？」
鶴丸「…仕事をしに来た」
背後を取っていたのは鶴丸国永、しかし驚いたのは本当に仕事をしに来たことだ
「夕飯は頂きましたか？燭台切の作るご飯はとても栄養が…」
月に照らされて刀が妖しく反射する
鶴丸「俺は無駄話をしに来たんじゃない」
「手厳しいことで…、分かりました、ではそこに置いてある書類を倉庫まで持って行って下さい。今日はそれだけです」
暫く沈黙が続くと、スッと首からひんやりしたものがどいた
鶴丸はおいてある書類を抱えるとスタスタと歩いていってしまった
その後ろ姿を見送り、息を吐く
彼はどうしても人間が嫌いなようだ、
しかし同時に彼は、時折人間になりたそうな素振りを見せる
彼は、少し私と似ている…
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琴葵(プロフ) - 面白すぎて一気にシリーズを見てしまいました！！！更新楽しみに待ってます！！！！！！！！ (2019年5月27日 19時) (
レス) id: b0ea0349a7 (このIDを非表示/違反報告)
千歳 - すごくおもしろいです！続編が読めないんですが私だけですか…?… (2019年5月25日 14時) (レス) id: 0f5e08b4d3 (このIDを非表示/違反報告)
滅月(プロフ) - とっっても面白いです！もっと評価されるべき…!! (2019年5月16日 21時) (レス) id: cd11303192 (このIDを非表示/違反報告)
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