恋人役、頼まれました part2【APH 】アメリカ

57★また保健室 ページ10

．


目が覚めたら、ベッドの上だった
寝てしまったのか、頭の上には氷が乗せられている

そうだ…私仮想リレーが終わってすぐ…

その時、シャッとカーテンが開いたと思ったらアルフレッドがいた

「A…！体の具合はどうだい？」

「アルフレッド…？あれ？私…」

「びっくりしたよ、いきなり倒れるんだもんな」

「アルが、運んでくれたの…？」

てことは、最後に見た人影は彼か

「まだ寝てたほうがいいよ、ほら」

そういって落ちた氷を私の頭にまた乗せた

「…ありがとう」

私が言ったら、アルフレッドは「どういたしまして」と笑った

時計をみると、もう4時過ぎだ
仮想リレーが3時半からだったから、30分くらい寝ていたのか…
アルはその間ずっといてくれたのかな…

そこで思い出す
「アルっ…最後の競技は？」

「あれなら終わったぞ」

「もちろん俺が一位だけどね」彼の言葉に驚いて飛び起きた

「ホント？！…で、今年のはどんな感じだったの？」

「知ってたのがフェリシアーノだったよ、でも今年はあらかじめっていうか、フェリシアーノが直前で決めてたけど」

「どんなルールを…？」

私がそう言うと、アルはこっちを向いた



「Aを看病する権利」



「………はぁ？」

58★看病→←56★バニーちゃん

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す