79★オチを考えていなかった件 ページ33
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菊の言葉に一同は固まった
たしかに、私達は今菊、私、耀さん、ロヴィーノ、香港、の5人しかいない
可笑しい…
ぞっとした
「ちょっと待つある…！」
耀さんが声を上げた
「一旦皆自分の名前を言うある」
「本田です」
「香港」
「Aよ」
「フェリシアーノだよ〜」
「ロヴィーノだ」
「よし、5人いるある」
耀さんは安心したように息を吐いた、が
「いや我を入れてないある！」
「……フェリシアーノくん？」
菊がそう後ろを振り返ったのち、真っ青になった
分かる、今後ろを見てはいけない
互いに顔を合わせる
そして…
ダッ！！
一目散に走りだした
「ななななんでこんなとこにバカ弟がいんだよ？！？！」
「しっ知らないわよ！どうすんのよ！」
「皆さん落ち着いてっくださいっ…！
ここは一旦別れましょう！゜」
後ろからは「ヴェ〜なんで逃げるの〜？」と言う声が聞こえてくる
彼の頭には恐らくなんらかの耳が這えているはず
捕まったら万事休すどころじゃない、たとえヘタレでも一応彼も男
私の身は私で守らないと！
曲がり角に差し掛かった
そこでなんこかに別れた
私が誰と同じ道にいったかはわからないけど、とにかく走った
運良く近くに空き教室があったので、すかさず入り鍵を閉めた
ドッと力が抜けて床に座り込んだ
呼吸を整えながら、私は誰とも同じ方向に逃げなかったことを察した
しまった……
ちょっと後悔する
さすがに一人はそれなりに心細い
「はぁ……」
ドアに背を持たれ息をはく
今日一日無駄に疲れた
そういえばまだ寮の鍵は見つかってない
このままじゃまた彼の寮に泊まることになるのは確実、もうこれ以上迷惑はかけられないし…
まずはこの可笑しな鬼ごっこのようなものを終わらせないと…
ていうかアーサーは今どこで何をしているのかしら
この事態を知っているのであればとっくに手は打ってると思ったんだけれど…生憎そういった兆しは見られない
アルフレッドとフランシスのほうはもう音楽室についたろうか
二人なら大丈夫だとは思うんだけれど、さっきフランシスは追っかけられてたとか言ってたからもしかしたら…
いや、ないない
菊達は大丈夫かな…
フェリシアーノを上手く撒けてればいいんだけれど
そうだ携帯…！！
ポケットを探って取り出したスマホ
しかし運が悪いことに充電がなく、唯一の連絡手段さえ失っていることに気づいた
どうしよう…
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カルタ(プロフ) - レヴィさん» ありがとうございます！誤字が多くて本当に申し訳ないです…汗 (2018年8月11日 0時) (
レス) id: 812dd8f45e (このIDを非表示/違反報告)
レヴィ(プロフ) - アルの名前がアルファベットになってますよー (2018年8月10日 23時) (レス) id: c5652ee59d (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - リクさん» ありがとうございます！本当になかなか更新できずすみません(><)完結までの間、どうぞ最後までお付き合い頂けると幸いです (2018年4月8日 22時) (レス) id: 812dd8f45e (このIDを非表示/違反報告)
リク - 面白いです！続きがとっても楽しみ (2017年8月27日 1時) (レス) id: 1e60c01ca5 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - 鯖ちゃんさん» ご丁寧な指摘と感想ありがとうございます！これからも宜しくお願いします(^_^) (2017年6月14日 22時) (レス) id: a9fc407250 (このIDを非表示/違反報告)
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