恋人役、頼まれました part2【APH 】アメリカ

72★このへんな茶番 ページ25

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まず私達が向かったのは、昇降口


誰もいないことを確認すると、ギルベルトが合図を出した


「校舎は響くからな、でかい声を出すとアントーニョとかがきちまうぞ」

「そうだわ…！アントーニョだけじゃないわよ
…フェリシアーノちゃんも頭からウサギの耳が生えてた…」

エリザベータが息を潜めて言う
てことはフェリシアーノはすでにアウト
じゃあそこにいた人達は全員…

その時…

「あっ…！ギルベルト…！」

声がしたほうを向くとそこにはロヴィーノが…

三人して少し身構えると、ロヴィーノは慌てたように両手をあげてみせた
少し泣きべそもかいている

よく見ると、ロヴィーノの頭からは何も出ていない

「ち、ちくしょ〜皆いなくなっちまうし…アントーニョの野郎は可笑しいし…どうなってんだよ〜…」

えんえんしながらそうこちらに加わったロヴィーノ

彼の話に寄ると、あの時煙をすったのはフェリシアーノとルーマニアだという
それ以外は逃げ切ったらしい

ホッと安心したつかの間、「でも…」ロヴィーノは何か思い出したように付け足した

「あの煙中々消えなくて…、だからもしかしたら他の奴の方まで行っちまってたかも…」

「そうだとしたら被害拡大だな」

ギルベルトはうーんと唸る

女子が捕まったらヤバイ……

私は寒気がした

「とにかく次に行きましょ！はやく他の子も見つけないと…！」

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