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60★打ち上げ日和 ページ13




ササッと着替えて昇降口に行くと、アルが待っていた

そしてさっきのことなんてまるでなかったかのようにまたいつもの無邪気な笑顔で笑った


「帰るついでに寄りたいところがあるんだ!」

「寄りたいところ?」



・・・・・・・

アルフレッドに連れられてやってきたのは
最近できたばかりの焼肉屋

「さっきフランシスからメールが来てて、
体育祭の打ち上げをやってるみたいなんだ!」

そう言ってキラキラと目を輝かせる

「しかもここのアイス、ちょー美味しいって評判らしいんだぞ!」

「今すぐ入りましょうさぁ早く」

カランカラン…
入り口を開けると、店員が大部屋まで案内してくれた

バンッ…!

「やぁ待たせたねー!ヒーロー登場だぞ!」

そう言うと案の定皆こちらに注目した

「やっときた〜!」

「おそかったな」

「アルフレッド一位おめでとー!!」

色んなところからそんな声が聞こえる

とりあえず適当に空いていた菊の隣に座ると、菊がニコッと微笑んだ

「仮想リレーお疲れ様でした、とてもお似合いでしたよ」

「もうっそこには触れないで頂戴」

ただでさえ恥ずかしかったんだからもう掘り返さないでほしい
しかし他の人達からも言われる始末

「今日のA可愛かったよ!お兄さん写メとっちゃった〜」

「今すぐ消しなさい」

ていうか出場してたのにどうして写真を撮る暇があったのよ

「チャイナ服を似合ってたあるよー」

「そだヨー!すっごく可愛かったネ!」

「うんうん!」

注目さりのは悪い気はしないけれど、あれは恥ずかしかったからやめてほしい

菊が隣からメニューを持ってきてくれた

「ありがとう、えっとじゃあ…コーンスープとバイキングで」

アルが私の分も頼んでくれ、一段落する

「そういえば…、お体のほうは大丈夫ですか?」

「えぇ、心配してくれてありがとう」

「そういえば、あの後保健室で何してたの?」

フランシスがいつの間にかこっちの席まで来て
ニヤニヤしてきた

「別になんにもなかったわよ」

嘘だけど、
あったに決まってるじゃない大アリよ

「えーホントに?つまーんないのー」
フランシスは口を尖らせながら他の女子と話に離れていった

ホッとしたのもつかのま…

「…Aさん、やっぱり何かあったんですね…?」

菊にそう言われた
何で分かるんだろう

「まぁ何かは聞きませんけど」
そうクスクスと笑う菊に、私はうなづくしかなかった

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カルタ(プロフ) - レヴィさん» ありがとうございます!誤字が多くて本当に申し訳ないです…汗 (2018年8月11日 0時) (レス) id: 812dd8f45e (このIDを非表示/違反報告)
レヴィ(プロフ) - アルの名前がアルファベットになってますよー (2018年8月10日 23時) (レス) id: c5652ee59d (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - リクさん» ありがとうございます!本当になかなか更新できずすみません(><)完結までの間、どうぞ最後までお付き合い頂けると幸いです (2018年4月8日 22時) (レス) id: 812dd8f45e (このIDを非表示/違反報告)
リク - 面白いです!続きがとっても楽しみ (2017年8月27日 1時) (レス) id: 1e60c01ca5 (このIDを非表示/違反報告)
カルタ(プロフ) - 鯖ちゃんさん» ご丁寧な指摘と感想ありがとうございます!これからも宜しくお願いします(^_^) (2017年6月14日 22時) (レス) id: a9fc407250 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カルタ | 作者ホームページ:カルタ  
作成日時:2016年10月3日 18時

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