西畑になりました。③ (ページ23)

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引退？⑧ ページ23

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大吾side

アイドルやから。
芸能人やから。

そんな理由で、Aを諦めたくない。

出会ってしまった
Aは俺の太陽やから。

大｢Aは、昔から大事なことを
俺には話してくれへんのよ。｣

｢そんなこと....！｣

大｢そんなことあるんよ。
同期の丈くんや神山くんは、
Aの今回のこと知ってたし｣

｢あ....｣

大｢Jr.になったときやって、
TVで見てから知ったんやで？｣

｢ごめん....｣

大｢俺には、なんも話してくれへんのやって
イライラすると同時に丈くんたちに嫉妬した。｣

｢大ちゃん｣

大｢だって、俺のAやで？
なんで俺以外の奴が詳しいねんって
そこにムカつくんやもん。｣

｢大ちゃん....｣

大｢勉強に身が入らんのは、
俺が足りひんからちゃうの？
仕事も好きやのに抑えてるからちゃうの？｣

｢うん、絶対にそう。
大ちゃんに会いたかった(泣)｣

私は、我慢してた何かが崩壊して
泣かずには居られない状態や。

大｢ふふっ、素直なAも
意地っ張りなAも全部可愛いな｣

｢そうかな？｣

大｢で、今更やけど｣

｢うん？｣

大｢俺と末永く一緒に居てくれるやんな？｣

｢もちろん！｣

大｢事務所になんて言われても、
俺は絶対にAを手放さん。｣

｢ありがとう、大ちゃん｣

大｢なあ？｣

｢うん？｣

大｢キス。｣

｢うん｣

大｢してもいい？｣

｢聞かないでよ(笑)｣

チュッと俺とAは、
付き合ってから
初めてのキスをした。

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