西畑になりました。② (ページ48)

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白いマフラー② ページ48

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Aside

梅田で輝くイルミネーション。
めっちゃキレイやったのを
今でもよく覚えてる。

周りのカップルには、会話があるけど
私と大ちゃんには会話はない。

それに大きな違いは、
私と大ちゃんは幼馴染。

カップルですら、ない。

大｢A？｣

先に口を開いたのは、
大ちゃんやった。

大｢これ、クリスマスプレゼント｣

そういうと、私の首に
白いマフラーを巻いてくれたんや。

｢大ちゃん、ありがとう。
あっ、私....｣

大｢ええよ、またちょうだい？｣

大ちゃんはそういうと、
私の頭をポンポンした。

｢ごめんね？
今日、会えると思わんくて｣

大｢俺も、会えると思わへんた(笑)｣

｢あれ？クリパは？｣

大｢今更やな(笑)｣

｢だって....｣

大｢終わってから、来た｣

｢疲れてるやん！休まな！｣

大｢ええよ、会いたかったし(笑)｣

｢大ちゃん....｣

大｢あのさ。A？｣

｢うん？｣

大｢Aと離れたくない。
やけど、Aが目指す道を信じて
頑張って欲しい。｣

｢大ちゃん....｣

大｢うん？｣

チュッ

大｢あかんって....！
誰が見てるか、分からんし。｣

｢大ちゃん。遠距離恋愛は嫌い？｣

大｢Aには、近くに居て欲しい。｣

｢そっか｣

大｢でも、Aが誰かのになるのも
俺は耐えられへんかな。｣

｢ねえ、付き合わへん？｣

大｢嫌。｣

｢なんで！｣

大｢俺から、またちゃんと
東京に行く前に告白するから
待っといてくれへん？｣

｢うん、わかった！ありがとう｣

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