西畑になりました。② (ページ23)

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ポンコツ娘② ページ23

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大吾side

Aが泣いていたから、
話しかけてみたら
化粧ポーチを忘れたらしい。

いつもなら、メイクさんが居るけど
感染症で急遽来れなくなったって言うんやけど

流星に借りたらよくない...？

良くないんかな？

え、あかん？？

まあ、Aの手を引いて
西畑は流星の部屋に行きました。

流｢なに、大ちゃん｣

ドアチェーンをしっかりしたまま、
流星はこちらを見ている。

流｢え、Aちゃん泣いてるやん！｣

｢流星、やらかした(泣)｣

流｢待って待って、なにしたん？｣

｢化粧ポーチ忘れた(泣)｣

流｢え、メイクさんは？｣

大｢陽性で来れなくなったって｣

流｢それで泣いてるん？？｣

｢いや、せっかくのデビューツアーやのに
化粧ポーチを忘れた自分が情けなくて....｣

流｢もう、泣かんでええよ。
福井の2日間は、俺がAちゃんを
可愛くしてあげるから！ね？｣

｢うん、やし、ドアチェーン開けて｣

流｢ほな、大ちゃん。
Aちゃんは預かるから
部屋に帰ってて！｣

大｢いや、でも....？｣

流｢大丈夫やから！｣

大｢はい.....｣

俺が、流星に言われるまま
自分の部屋に戻ろうとするとドアが開いて
Aは流星に手招きされて
部屋へと入って行った。

そして、また会場で会う頃には....
｢大ちゃん！｣とAは笑顔になっていた。

ほんま、意外なときにポンコツして
それが悔しくて昔から泣くよな(笑)
そんなギャップさえも、
愛おしいんやけどね？(笑)

(ポンコツ娘)
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