なにわBlack Girl 4 (ページ49)

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守れるようにページ49

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大吾side

あの事件の数日後、いつも通りに
レッスンをするべく集まっていた。

流｢お、おはようございます｣

大｢お！おはよう！｣

廉｢おはよう〜｣

流｢あの、Aちゃん大丈夫....？｣

大｢大丈夫やから、気にせんでええで｣

流｢でも....｣

廉｢あいつ、優しいからなんも
気にしとらへんと思うで｣

大｢怪我したけど、大したことなかったしな！｣

小学生の流星にこのときは、
ほんまのことをさすがに
言いにくくて誤魔化した。

やけど、大事件やったんよな、ほんまは。

でも、Aもその周りの人たちも
流星を誰一人として責めせへんた。

むしろ、利用された流星も被害者やと思うから。

大｢なかなか、守らせてくれへんな｣

廉｢気にすることないって｣

大｢だって、横山くんが
ずっと傍に居はるみたいやで？｣

廉｢そこは、ようわからんよな〜。
けどさ、頑張ってみようや。｣

大｢味方してくれるん？｣

廉｢そりゃあ、そうやろ。｣

大｢ありがとう｣

廉｢けど、不穏な噂を聞くんよな｣

大｢なに？｣

廉｢Aと連絡取ってへんの？｣

大｢うん、メールしても返事がない。｣

廉｢どうやら、何人かと寝たっぽいんよな｣

大｢はっ？！｣

廉｢で、調べてみたんよ。見てこれ。｣

廉に見せられた内容は、
『性犯罪の被害者の中には、
依存性になる人もいる』

大｢え？Aが、依存性になったってこと？｣

廉｢ありゆるな。｣

｢大吾｣と何回か廉に呼ばれたけど、
あかん無理パニックや。

俺が、守れてたら....
後悔してもしゃあないけど、
ほんまに大好きやのに。

好きな女の子を守れるように、
アイドルとしても男としても
力をつけて強くならなあかんな。
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