真冬に咲く薔薇 (ページ7)

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JH

WN「ヌナって、ユタヒョンと仲悪いの？」

「ゴホッ」

控室でたまたまウィンウィンとレイと3人になった時に、片割れがごく自然にぶっ込んできたもんだから、反射的に飲んでいたコーヒーでむせてしまった。

「本番前なんだから、気をつけて下さい」

WN「話そらさないでよ」

そもそもお前が、と思ったけど、これは正直気になるところではあった。

表立って2人でいる所は見たことがないし、あまり会話をしているイメージも無い。

たまにヒョンが、レイあれ貸して〜とか言いにいくくらいで、ヌナも普通の対応をするだけだから変わらないっちゃ変わらないんだけど…

何処かヌナから、ヒョンに対しては他のメンバーよりも俯瞰して見ている気がするんだ。

「仲悪くないですよ。
同郷ですし、日本語で話もします」

WN「本当に？僕達が遭遇してないだけなのかな」

「うーん。どうでしょう」

結局それ以上言及することは無く、僕達は上手くはぐらかされたようだ。