第18話「助平もほどほどに」 ページ19
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「……何言ってんのお前」
軽蔑した顔で奴を見下ろすと逆効果だったらしく、奴は再びうるさく騒ぎ出した。
「美少女の蔑む顔最高だなおい！オイラにそっちの趣味はねぇと思ってたけどこれはなかなか…」
ダメだ、こいつ本格的にダメな奴だ。
「黄泉路さん…そうだったんですか……？」
「え゛ッ？！」
そう言って峰田の言葉に惑わされた八百万さんが青い顔をしながらこっちを見くる。他の奴らもまじか…みたいな反応をしている。やめて！本当にやめて！！
「違うよ！違うから！！こいつの勘違いだからッ！！」
必死に否定して、助けて！と目蔵に目線を送ると気づいてくれたらしく、目蔵が複製口で口を開いた。
「峰田、Aは男だぞ」
「こんな顔で？！信じられるか！」
「目蔵ぉおおっっ！！！」
もっと！もっと強く言ってやって！！なんなら殴ってやって！！
「(このままじゃ俺のこれからの雄英高校ライフが終わる！！)」
そう悟った俺は必死に弁解し出した。
「声、女じゃないだろ？」
「オイラは女声に聞こえる」
しまった、俺声変わりする前に死んだんだった！
「胸もないし」
「オイラは貧乳もいいと思う」
気持ち悪い…。
「……てかなんでここまで言って納得してくれないわけ？なんなら保険証でも見せてやろうか？」
「納得しないわけじゃねぇ…、納得したくねぇんだ……」
そう言って峰田はわなわなと俯いて震えだす。どういう意味だ？
訳が分からず俺が首を傾げていると、峰田はバッと顔を上げた。
「ここまで好みの女の顔が男だなんて納得したくねぇんだよォオオッッ！！」
「ひいっ！！」
そう言って血涙を流しながら叫んだ峰田に俺は本気で引いた。なんというか気持ち悪い通り越して怖いよお前。何がお前にそこまで女を求めさせるの。
収集がつかなくなったこの状況にどうしていいかわからず、目蔵に再び目線で助けを求めると、目蔵も目蔵でドン引いた顔で峰田を見下ろしていた。
「下を…下を確認させてくれ……そしたらオイラだって引き下がるぜ……」
「ひ、ひぇ…」
こ、怖い！こいつ相澤先生とは別の意味で怖い！！
目を血走らせてにじり寄ってくる峰田に俺は思わず後ずさる。ねぇ目蔵見てないで助けて！！
そう思った瞬間、ふわっと俺の体が持ち上げられた。
「峰田、その辺にしてやってくれ。Aが困っている」
そういって俺を複製腕で抱き上げて峰田から距離を取ってくれた目蔵が俺には神に見えた。
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ミチルンルン(プロフ) - えぇちょー可愛いやんけ主人公もう更新なさらないのですか？ (2022年2月21日 19時) (
レス) @page31 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
よひらもち - �△裡河辰泙覇匹濬�えました！障子君のこと、このお話を読んですごく好きになりました！続きの更新を楽しみにしています^ ^あと、イラストとても可愛くてカラーとかちょっと感動しちゃいました！ (2018年5月6日 1時) (レス) id: 39690ec0aa (このIDを非表示/違反報告)
☆のん☆(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて睡眠時間削って読んじゃいました笑更新待ってます！頑張ってください！ (2017年11月19日 1時) (レス) id: a06af2fe7f (このIDを非表示/違反報告)
るんば(プロフ) - めっちゃ面白いです！夢主くんかわいいぃ〜♪更新がんばってください！応援してます☆ (2017年10月17日 19時) (レス) id: 2e90c8097f (このIDを非表示/違反報告)
名無し - すごく面白いですね！頑張ってくださいね！ (2017年8月21日 12時) (レス) id: 3e01ddb448 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嘉藤和可菜 | 作成日時：2017年6月21日 19時
