Colorful Stories 【JW】

嫉妬 橙×赤 (リクエスト) 1 ページ28

橙side




ドアを開けると、いつもの楽屋の光景。


やたら崇裕にひっついてる望と、

それを見て笑ってるもんち。

ソファーで寝てる流星。




そして…


黄「ほんま何やねん！」


赤「嬉しいくせにぃー」




…やたら淳太くんにウザ絡みしまくるしげ。

捕まえてみたり、ぶつかってみたり。

とにかくウザ絡み。






やけど、そんなしげは…

一応、、俺の恋人や。


…多分。





前の仕事が押してもうて、ちょっと遅めに
楽屋に着いて。


最近はお互い忙しくて
あんまり会えてないから、

今日はちょっと話せるかなぁ…って楽しみに
楽屋入ったら、この状態。




とりあえず挨拶して、空いてる椅子に座って
じーっと見つめてみる。


1度目合ったはいいものの、すぐ逸らされた。



…それは酷くないですか。




そのあともちょっと睨んでみると

時々目は合うものの、何の反応もなし。


むしろ、さっきより更に近いぐらいの距離感で、
2人で話してる。





…傍から見たら、
しげは淳太くんと付き合ってるように見えるし。



なぁ、しげ。

俺ら付き合ってるんやないん？




モヤモヤしながら2人を見てたら




「照史。」


「わ！
…なんや、崇裕か。」




いつの間にか崇裕が隣に来ててびっくり。





紫「ここで妬いとらんで、
話しかけに行けばええのに。」


「べ、別に妬いてなんか…」


紫「いや、顔に出てんねん笑」


「え、ほんま？」


紫「おん笑
ほっぺたぷくーって膨らんどる笑」


「え、めっちゃ恥ずいんやけど。」




えー？可愛かったでぇー？って楽しそうに
笑ってる崇裕。


これは、完全いじっとんな。




紫「話しかけに行きやー」


「むり！」


紫「なんでぇ？」


「やって、なんか2人仲良いんやもん」


紫「確かに仲はええなぁ」




あんな仲良さそうに喋ってる2人の間に


「え、何話してんの〜？」


とか言って入っていけるほど、俺強ないわ。




「…しげ、ほんまに俺のこと好きなんかなぁ？」


紫「んー？好きやと思うで？」


「そうかなぁ…
今日やって久しぶりに会ったのにまともに
話してないし。」





淳太くんと話してる方が楽しそうやし？

普通に淳太くんのことが好きに見えるんやけど。



あかん、完全に乙女モードやわ。





紫「しげちゃん、シャイやからなぁ。」


「まぁ、そうやねんけど…」

2→←12

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す