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「はぁっ、はぁ…」


橙「はぁ、はあっ…スタッフさんは?」


「あーあれ、嘘やねん。」


橙「え?なんやねん、それ笑」





そう言って笑う照史。

でも、いつもの笑顔やない。





どこか、上の空。





「照史、無理してない?」


橙「え?」




照史の手を優しく握る。




橙「なに急に」


「ずっと…好きやったんやろ?
淳太のこと。」


橙「…なんで」


「んー。なんとなく?」






ごめんな、照史。

ほんまはなんとなくなんかやないねん。




俺は


照史のことが好きやから。




照史が淳太を好きになる前から

ずっと。




オーディションで初めて会って。




最初はな?

怖い兄ちゃんやなって思ったけど。





実際はそんなんちゃうくて。




周りをよく見てて

見た目によらず繊細な心を持ってて


太陽みたいに明るい笑顔で笑う照史に
だんだんと惹かれて行った。





一緒におるだけで幸せやってん。






でもデビューして少しした時な。


ずっと好きで見てきたからこそ、気づいてしまったんや。





…照史は淳太のことが好きになったんや、ってことに。





告白してしまおうかとも思った。




けど、せんかった。


照史のことを困らせたくなかったから。





ただただ幸せになって欲しかった。



やから、自分の気持ちには蓋をして


そばに居ることを選んだんや。





「俺の前では、気ぃ使わんといて?」





頭を優しく撫でると、
困ったように笑った照史。





橙「…なんで気づくんよ。」


「んー。なんでやろなぁ?」


橙「…でもな?崇裕。
案外、つらくないねん。
悲しくもないねん。

俺、あんまり淳太くんのことすきちゃう……え、?」




照史の話を遮るように腕を引いて、抱きしめる。

それと同時に




…俺にすればええ。




なんていう都合のいい言葉もぐっと飲み込んだ。

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ぴの(プロフ) - まるさん» ありがとうございます!楽しみに待ってます!! (2022年6月30日 22時) (レス) id: 7715362b34 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ぴのさん» リクエストありがとうございます!!ぜひ、書かせていただきたいです✨ (2022年6月16日 1時) (レス) id: e94aee53e2 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの(プロフ) - リクエスト失礼します!青桃のリアルで切甘を書いていただきたいです。お願いします! (2022年6月15日 0時) (レス) id: 7715362b34 (このIDを非表示/違反報告)
Fujitanatsuki14(プロフ) - まるさん» 分かりました!ありがとうございます😊 (2021年11月21日 19時) (レス) id: 4927ce89d5 (このIDを非表示/違反報告)
まる - Fujitanatsuki14さん» 少し時間がかかるかもしれませんが、書いてみます! (2021年11月21日 19時) (レス) id: e94aee53e2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まる x他1人 | 作成日時:2021年11月21日 14時

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