兄からの愛に溺れる (ページ4)

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学校ページ4

貴方side

『はよ自分らのクラスに行って』

望｢うわぁーん！Aー！！｣

流星｢じゃあな暁歌とA｣

暁歌｢ばいばーい！｣

流星｢望歩けや｣

望｢嫌やー！Aと一緒におるもん！！｣

流星｢はよ行くで｣

流星はお兄ちゃんを引きずって3年の教室まで戻って行った

暁歌｢うち一番後ろの席だー｣

『あ、私は暁歌の2つ左だ』

暁歌｢案外近くて良かったねー！｣

『うん』

顔だけはイケメンなお兄ちゃん達が去った後のクラスメイトは私たちのことをジロジロ見るか距離を置かれるかの二択だ
一気にクラスの注目の的や

あーあ、お兄ちゃん達のせいで妙な距離置かれたわ

泣くぞこら

淳太｢席に着けー…ってなんやこの空気｣

この先生呑気に入ってきたな

てか唇の特徴的すぎるでしょ、分厚っ！

淳太｢あぁ、お前らか…小瀧と藤井の妹は｣

『…あ、お兄ちゃんが淳太って言ってる先生や』

淳太｢先生を着けろ小瀧妹｣

『私にはAって言う名前があるんです、小瀧妹って言わないでくださいタラコ先生』

淳太｢ほんっま生意気なその口そっくりやな！！｣

呆れたように淳太先生は私と暁歌のことを見る

暁歌はふふっと笑ってる

ほんま暁歌はいつでもほわほわしとるわ～

流星の妹とは思えん←

淳太｢はい、今日からお前らの担任になった中間淳太や、よろしゅう｣

望｢おい淳太！俺の妹に惚れんなよ！｣

淳太｢なんでお前らがここにおるんや！てか誰が惚れるか！！｣

流星｢俺の暁歌に触れたらキレる｣

淳太｢お前もか流星｣

突然のお兄ちゃん達の乱入にクラスメイトはざわめき出す

はぁ、またか…

ほんま何してんねん…

『何しに来てんの』

望｢Aー！愛しとるでー！！｣

『ほんま黙って』

流星｢暁歌また後でなー｣

暁歌｢おにぃたちばいばーい｣

ほんまに何しにきたんや……

あーあ、クラスメイトたちの目線が痛いこと

これでまた孤立かー、別にええけど

暁歌｢おにぃたち大人気やね～｣

『常識ってものをわかって欲しいよね』

暁歌｢かっこええもんね～｣

『…それは認める』

顔がいいのは認める

…認めるけど中身があれじゃあね…

淳太｢次は体育館に集合やでー｣

暁歌｢入学式かな～？｣

『きっと長い話やで』

暁歌｢やだな～｣