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母との関係は悪くなる一方だった。




直くんがアメリカに行って、二ヶ月、三ヶ月と過ぎていくにつれ、私は直くんが恋しくなった。









もうすぐ直くんが帰ってくる。



がっかりしちゃうかな。


私、何も頑張れなかった。









学校からの帰り道、昔、母と父と三人で住んでいた家に寄ってみた。




違う家族が住んでいた。




四人家族で、お兄ちゃんらしき男の子が妹の手を引いて一生懸命歩いていた。








そのまま父と昔来た公園に向かって星が見えるようになるまでブランコに座った。






直くんが口ずさんでいた歌を小さく歌う。






切ない恋の歌だ。









このまま、帰らなくてもいいかもしれない。


そんなことを思った。








「こんなとこにいた。」





不意に聞こえる懐かしい声に耳を疑う。




「な、おくん?」





直人「あんま、遠いとこ行くなよなぁぁ。」





怖かったぁぁぁぁぁ


って胸を押さえてしゃがみこむ直くん。








直くんだ。





。。。。。。直くんだ。









「どうして、、いるの?」




直人「予定より早めに帰ってきた。」



私の隣のブランコに座る。









「直くんごめん。」




直人「ん?」




「私、何にも変えられなかった。。頑張れなかったの。。。。」







直人「頑張ったよ。Aはもう十分頑張った。」





「。。。。。」




直人「俺がAの家族になるから。。。だからもう泣くな。」









少し体が大きくなった直くんが私を優しく抱きしめてくれた。

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設定タグ:三代目JSoulBrothers , NAOTO , LDH   
作品ジャンル:恋愛
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ごっちゃん - さくらさんこんにちは(^^)こちらにもお邪魔します!切ない過去のお話でしたね、、主人公ちゃんの落ち着く居場所はやっぱりNAOTOさんの隣でしたね!辛いことや大変な事があっても、NAOTOさんが側にいてくれるだけで頑張れますね! (2018年1月27日 15時) (レス) id: ff8fc10743 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さくら | 作成日時:2018年1月16日 0時

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