冥府の声とヘブンザタイム ページ8
「やぁ、おっひさー！国木田君！」
『お、お久しぶりです、Aさんで、そのサングラスは一体？』
訝し気に見る国木田。
「イカシてるだろ！このサングラス」
嬉しそうに云うA。
(な、なんか、凄い変な人だ・・・・)
と思った敦であった。
「ところで、私がいない間に結構新人が入ったのかな？」
あたりを見回しながら云うA。
『ええ、紹介しましょうか？』
「頼んだ！」( ´∀｀)bｸﾞｯ!
すると、Aの知らない社員が集まってきた。
『谷崎です、こっちは妹の・・・』
『ナオミですわっよろしくお願いしますね！Aさん！』
気弱そうな青年谷崎君と、黒髪セーラー服のナオミちゃん・・・兄妹にしてはあまり似てないような・・・・・・なんかあまり触れないでおこう。
「よろしくね、谷崎君、ナオミちゃん」
『『はい！』』
『僕、賢治っていいます！よろしくお願いしますね！Aさん！』
なんという天使スマイルだ・・・・！
「宜しくね、賢治君」
マジかわ、やばたんだわぁコレェ(*'▽')
「ん？」
私は何か視線を感じて、振り返った。
「どうしたんだい、敦君？」
『あ、すみません、どことなく太宰さんに似てるなって思って、どうかしましたか？』
「あ、ううん何も」
今一瞬息が止まった、なにかかなりデンジャラスな名前が聞こえた気が・・・・・
『おや、敦君そこの女性は一体誰だい？』
私は冥府から響く呪いの声が聞こえた。
これは何かの間違いだ、他人の空似に決まってる。あはははは
『あ、太宰さん、起きたんですね、ほらっこの間話した先輩ですよ』
・・・・いま太宰って聞こえた、私も太宰だけど・・・・ま、まさっかー！この世に太宰なんて苗字河原の小石ぐらいいるさ！
『ああ、成程では挨拶をしなくてはね』
ふ、振り返ったら終わりな気がする。いや、別に挨拶とかいいから、自分は太宰ではないと云ってくれればいいから、お願いします！
そうしているうちに太宰(仮)は私の正面へと来た。
私は目線をあげた。
その瞬間、探偵社の時間がヘヴンザタイム状態になった。
「・・・・・」
『・・・・・』
先に動き出したのは太宰(仮)だった。
『太宰治です、よろしくお願いしますね先輩、ところでお名前は？』
私はこの時、完全自己防衛モードになった。
「初めまして、太宰治さん、A(仮)です」
『素敵なお名前ですね、ところで、何処かでお会いしたことは？』
「ないないナッシングです」
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yobyobo(プロフ) - 今更ですが失礼します🙇♀️個人的にめためた面白い作品だと思うのでまた更新再開していただければ､､､！ (2023年2月27日 6時) (
レス) id: 32709db337 (このIDを非表示/違反報告)
りんる - 本当に好きな作品なので、更新待ってます！！大好きです！！ (2022年8月23日 0時) (レス) @page15 id: fac259dccd (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - 何でこんな此れから良い所☆みたいなとこで更新停止に.....‼作者さん！Ples come buck‼‼‼‼‼更新待ってます！ (2022年8月3日 23時) (レス) @page15 id: 50d700a5ed (このIDを非表示/違反報告)
蓮蜜 - この作品は神です！(確定)大変だと思いますが、頑張って下さい！ (2021年10月28日 15時) (レス) id: a6fc2eacdc (このIDを非表示/違反報告)
向葵 - すぐハマりました…！応援してます、更新頑張って下さい！ (2021年2月26日 19時) (レス) id: 89e4bffd75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：罪人ラリー | 作成日時：2018年6月28日 21時
