学パロ 体育祭は突然にープロローグー ページ44
今日は迷犬学園の体育祭!
忌々しい、晴れやかな空!
そして空からの灼熱の光が容赦なく人々を焼き殺す!
「良い体育祭日和だねぇ敦くん・・・・・」
『そんな状態で云われても説得力ないですよ、Aさん・・・・』
私と敦くんは絶賛、木陰でくたばっていた。
「いやいや・・・見たまえよ、あの生徒達の元気溌剌とした姿を・・・・」
そう云ってAは生徒席の方を指差した。
敦はその方向を見た。
『・・・・Aさん、僕には死屍累々とした人達しか見えません』
「・・・・暑い、何故、学校は私達に灼熱の中での運動を求める?そんなに生徒達の苦しむ様を見たいというのか?そうだよな、貴様等、教師の好物は生徒の苦しみと苦しみだよな・・・・!そうか体育祭は教師達の復讐の行事なのだ・・・!ふふふふっふふ・・・・」
唐突にAが血迷ったことを云い始めた。
『Aさんが体育祭への嫌悪と暑さで壊れたー!?しっかりしてください!!』
敦は暑さで怠い身体を起こしてAを揺する。
「滅びろ・・・体育と数学と英語は滅びろ・・・・!そして、私を喜ばせろ!」
『怖いです!』
「おい!手前ェ等!」
血迷ったAとそのAを起こそうとする敦達に怒鳴り声をかける、小柄な男。
「始めから何へばってやがる!そろそろ準備体操の時間だからグラウンド整列しろ!」
『は、はいっ!中也さん!ほ、ほらっAさんも行きましょう!』
敦は即座に立ち上がり、Aの呼び掛ける。
しかし、Aは立ち上がらない。
「むーりー運んでー敦くんー」
『ええぇ!?』Σ(; ゚Д゚)
「絶対に運ぶんじゃねぇぞ、敦」
「中也でも良いよ」
「動け」
「嗚呼、一歩も動けないー助けてー天下の体育委員長様ー」(棒)
ブチッ
「・・・・・・・・・」
次の瞬間、中也の足が私の脛に乗っけられる。
そして、グリグリグリグリと無言で踏みつけてきた。
「あああぁぁ〜さらに動けな〜い」
その様子を見て慌てふためく敦、さらに踏む付けを強くする中也、そして頑なに動かないA。
そろそろ収拾がつかなくなると思われた頃。
ピーンポーンパーンポーン
【そろそろ準備体操が始まります、グラウンドに集まってない生徒は至急グラウンドに集まってください、繰り返します・・・】
「ちっ」
中也は舌打ちをしてAを担ぎ上げた。
「ちゅーや、もっと宝物扱うように運んで」
「手前ェが宝物なら俺はこの世界に絶望する」
『あはは・・』
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ラリー明日は暇(プロフ) - はずりんさん» 有り難うございます!是非、見てくださいね('ω')ノ (2018年6月28日 21時) (レス) id: c83a6482c4 (このIDを非表示/違反報告)
ラリー明日は暇(プロフ) - Kaiさん» 有り難うございます!(*^▽^*) (2018年6月28日 21時) (レス) id: c83a6482c4 (このIDを非表示/違反報告)
はずりん - 続編いかれるんですね!おめでとうございます!! この作品、すごい好きなので楽しみにしてますね!頑張ってください! (2018年6月27日 21時) (レス) id: 1750dd915a (このIDを非表示/違反報告)
Kai(プロフ) - とても面白いです (2018年6月27日 19時) (レス) id: 1851ef0a10 (このIDを非表示/違反報告)
ラリー明日は暇(プロフ) - 晴夏 and Siki and Leonさん» 応援ありがとうございます!続編はもうそろそろ出ますんで。 (2018年6月27日 18時) (レス) id: 605632bffc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラリー明日暇だってよ x他1人 | 作成日時:2018年4月3日 11時