↓ ページ11
「じゃ、炭治郎も兄貴も楽しんでこいよ!またなー!」
「三日月ちゃん俺にも言って!!!!」
教室で三日月と別れ、残った男3人。一人撃沈中。
「……あと一人、誰だろ」
「なんの話だ?」
「あぁ、善逸が三大美女を探してるんだ。その内の二人がカナヲとしのぶ先輩だったんだよ」
「くっっっっそどーーでもいい!!!!!」
「そこまで言うなよ!男のロマンだろ!!お前らは家に女(妹)がいるからそんなこと言えるんだ!!」
「俺は別に何も…」
キィィィイイ!!!!
歯を食いしばる善逸を炭治郎がソッと背中を撫でる。あからさまな同情に善逸も泣きそうになった。
「そうだ!三日月に写真を送ってもらおうか?今頃楽しんでるだろーな!」
「うぅ…」
「アイツ携帯の使い方知ってんのか?」
「前に一回教えたんだが……忘れてそうだ」
写真、楽しみにしてるぞ!と送ったが、すぐに既読が付くも返事がない。三日月はいつも返事は遅いがちゃんと返ってくる。だから今頃写真はどうやるのか焦ってる姿が想像ついた。
「今じゃ無くてもいいからね…っと、ん??」
「え?何何?…………はァッッ!!?⤴⤴⤴」
送ろうとした文の前に、ピコンッ♬と写真が送られてきた。そこには愛する可愛い彼女に並ぶ、白髪のモデル級の美女が。知らないこんな人。一気に三日月の友好関係に謎が出来た。
「絶対この人だよ三大美女!!!え!!!三日月ちゃん友達なの!?!?聞いてないよ!!!えッッッ!?!????」
「っっるっせぇ!!!!声がデケェ!!!!!」
「…………柄が悪そうだ。三日月が影響受けてグレなきゃ良いんだが…」
「そこじゃないでしょ!!あーーー意地でも着いてくんだったーーー!!!!」
「実際で見た方が綺麗な気がするんだが、これは写真の効果なのか?可愛く見えるぞ!…善逸?大丈夫か?」
「炭治郎はきっと三日月ちゃんの見すぎで基準が狂ってるんだ……そうだよ、カメラの機能だよ」
「おい、画面に三日月がいんぞ!!!どーなってやがる!!三日月ー!大丈夫かー!!!」
「お前は論外だよ!!!」
後日、三日月に友達を紹介してくれと土下座をする善逸の写真が校内で話題になった。
終わり ログインすれば
この作者の新作が読める(完全無料)
←↓
48人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2021年3月31日 4時