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「じゃ……みる…………っ」
苦しくなり、胸板を軽くたたくと解放された。
ジャ「は…………っ」
息がきれて力の入らない体をジャミルのほうへもたれた。
ぎゅ……っと優しく抱きしめられる。
恥ずかしさで顔を上げられない。
「ジャミル……私、あんなキス……はじめて、しました……」
ジャ「……っ。そうか。すまない、抑えられなかった。嫌だったか？」
首を横に振る。
「……嬉しかったです」
きっと、こうやって欲のままに愛して、愛されて、いつかはあの男の子が私に宿るんだろう。
考えて、それに至るまでの過程を想像してしまって顔が熱くなった。
「せ、先輩！じゃなかった……ジャミル、もう寝ましょ……？」
恐る恐る顔を上げると、にやっと微笑むジャミルと目が合った。
ジャ「お断りだ」
ーーー
ーー
次の日の朝。
学「私はベビーシッターになった覚えはありませんけど！？」
オクタヴィネル寮から男の子を引き取り、学園長室を訪れていた。
「誰のせいでここに来ちゃったんだっけー？」
子「カラスのおじちゃん！」
学「仕込んできてるでしょう！もう！」
ジャ「Aが授業を受けられなくてもいいんですか？」
「クルーウェル先生に一緒に授業に出てもいいか聞いたら、ダメだ。駄犬に責任をとらせろって」
学「その駄犬ってまさか私……！？」
ジャ「息子も学園長と遊びたいらしいです。な？」
子「うんっ！」
学「昨日は逃げたじゃないですか！ぐぅ……でも、私の責任なのも事実……。仕方ないですねぇ、面倒見ておきますよ」
ーー
ーーー
ー学園長sideー
学「ふむ……」
子「…………」
子どもと向き合って、じっくりと顔を眺める。
学「見れば見るほどAに似てますねぇ……」
パッチリとしたたれ目に、ふわふわの髪の毛。
学「はぁ……」
Aにはいつか結婚して幸せになってほしいと思っていましたが、こんな形で未来を知って実感するなんて。
学「父親代わりとしては少しばかり寂しいです……」
子「カラスのおじちゃん、おかしゃんのおとうさんなの？？」
学「そうですね〜」
子「じゃあ、ぼくのおじいちゃん……？」
学「…………そ、それは」
おじいちゃんだなんて、嬉しさと受け入れがたさで感情がごちゃ混ぜですよ！
おじいちゃん？
私、おじいちゃんなんですか？
でも、父親代わりだと豪語しているからには、そうなるのでしょう。
学「えぇ。おじいちゃんですよ〜」
続く (更新停止中)
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sane(プロフ) - すﾝずさん» ありがとうございます！！これからも面白さを交えつつ幸せあふれる話を書けるよう頑張ります！ (2020年6月7日 20時) (
レス) id: e18b026987 (このIDを非表示/違反報告)
すﾝず - すんごい面白いです！！！！更新頑張って下さい！！！ (2020年6月7日 9時) (レス) id: 6823c0d55a (このIDを非表示/違反報告)
sane(プロフ) - ラムさん» コメントありがとうございます！毎日更新していますので楽しみにお待ちくださいませ〜！(*´∇｀) (2020年6月6日 22時) (レス) id: e18b026987 (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 話しの続きが気になる (2020年6月6日 22時) (レス) id: 9e05ed3410 (このIDを非表示/違反報告)
sane(プロフ) - AILEさん» 初めまして、嫉妬ジャミルを可愛いと言っていただけて嬉しいです……！これからも良い具合に嫉妬させますね！(笑)ありがとうございます！更新、頑張ります！！ (2020年6月2日 23時) (レス) id: e18b026987 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さね | 作成日時：2020年6月2日 17時
