ジェームズ・ポッターの妹は吸血鬼 (ページ8)

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言い争いページ8

「やあリリー！初めまして！僕はジェームズ・ポッター！！アカネの兄さ！よろしくね！」
「よろしく、ポッター。セブ、貴方も挨拶したらどう？」

「…セブルス・スネイプ…」
『わぁっ！よろしくね！セブルスくん！！』
「き、気安く名前で呼ぶなっ//！！」

セブルスが声を張り上げた。

『ひゃっ、…うぅ…ご、ごめんなさいぃ…』
「あっ、す、すまない、そんなつもりは…」

アカネはセブルスに声を張り上げられたのが怖かったのか、泣き出してしまった。
セブルスは慌ててアカネに謝る。

「ちょっとスニベリー！！僕の大事な大事な可愛(ry 妹を泣かせるなんて！！」

ジェームズが怒った。
リリーはジェームズの言動に腹を立てていた。

「ちょっとポッター！セブの事スニベリーなんて名前で呼ばないでよ！！」
「ふん！！アカネを泣かせるのが悪いんだよ！！」

「す、すまない…大丈夫か…？」
『うぅっ…ご…ごめんなさいぃ…おねがいだから…みんなけんかしないでぇ…』

アカネが泣きながら訴えた。
アカネは自分のせいで誰かと誰かが喧嘩したりもめ事を起こすのが大の苦手だ。

「！…ごめんねアカネ、僕、アカネが喧嘩嫌いだって知ってるのに喧嘩しちゃったね。
ごめんね。僕、悪いお兄ちゃんだね…」

ジェームズは優しくアカネの涙を拭いながら謝った。
シリウスは気まずいのなんの。

「あー…お前ら、どこの寮はいりたいんだ？」

アカネを泣き止ませているジェームズに気を使い、シリウスは話をそらした。
リリーはむむむと顎に手を添えて考え出した。

「そうね…私はセブが居ればいいわ。」
「僕はスリザリン。」
「スリザリンだって！？」

アカネを泣き止ませていたジェームズがスリザリンという言葉に反応した。

「スリザリンに入るくらいなら僕は死んだほうがましだね！！」
「なっ、スリザリンを侮辱する気か？」
「なんてこと言うの！！」

リリーがまたもや怒った。
アカネはその声で引っ込んできていた涙がまた溢れそうになった。

『みんなっ、けんかは…』

アカネがそう言おうとしたとき、何かがアカネを抱き寄せた。