ジェームズ・ポッターの妹は吸血鬼 (ページ7)

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百合と蝙蝠さんページ7

『お兄ちゃん、どこまで行くの？』

アカネは不安そうになりながらジェームズに聞く。

「どこまでって、そりゃあ、全部さ。」
「えぇ…めんどくせぇ…」
「(無視)じゃーここ！！失礼しまーす！」

がちゃっ

「あら、どちら様？」

そこには赤毛でエメラルドグリーンの瞳をもった女の子と黒髪の少し暗い男の子がいた。

『「「可愛いっ！！」」』
『へ？』

女の子、ジェームズ、アカネが一斉に可愛いと言った。

「貴方すっごく可愛い！私リリー！リリー・エバンス！貴方は？」
『あ、あたしはアカネ・ポッター。よろしくね。』
「アカネって言うのね！可愛い名前だわ！貴方をお嫁さんにしたいわ！！」
『えっ//あっ//、そ、その…』

アカネはリリーにぐいぐい来られて困っている。
アカネはジェームズの服の裾を掴む。

『あ、あたしは、お兄ちゃんが大好きだから、ごめんね！』
「…」(ポカーン)
「ああああ♡アカネ可愛いね♡僕もアカネの事大好きだよ♡」
「……シスコン野郎が…
……羨ましいな…」

シリウスが小さくつぶやいた言葉に気付いたものは誰もいなかった。