今日:21 hit、昨日:2 hit、合計:6,621 hit
小｜中｜大
なにかがおかしい シリウスside ページ6
シリウスside
俺がアカネに近づいた時、確かに見た。
アカネの目が真っ赤に染まり、牙が見え、息が上がっていた。
明らかにおかしい。そう感じ取れた。
ガチャッ
アカネとジェームズが帰って来た。
アカネの口元に血がうっすらついていた。
ジェームズの服の端にもうっすら血がついていた。
「アカネ、ジェームズ、血ついてるけど、何かあったのか？」
俺がそう言うと、アカネは少し戸惑ったようだった。
すると、ジェームズが俺に近づいてきた。
「アカネさっき吐血しちゃってね…綺麗にしたつもりだったんだけど
完全には取れてないんだよね…まぁ気にしないで。」
「お、おう。」
ジェームズがアカネの手を引いた。
「ねぇ！！他のコンパートメントも見てこようよ！！」
『…うんっ！』
俺はアカネの天使のような笑顔に死にそうになりながらも、二人について行った。
シリウスside end
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ららくらっしゅ x他1人 | 作成日時：2021年3月23日 22時
