ジェームズ・ポッターの妹は吸血鬼 (ページ14)

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とても遅いページ14

がちゃっ

「はーい！みんな着替えていいよー！」
「おせぇよ！！早く着替えねぇと…」

シリウスはアカネたちが出る前に着替え始める。

『きゃっ//し、シリウスくん！？』
「んあ？」

シリウスはYシャツに腕を通したままアカネの方に振り替える。
ボタンを留めていないので鎖骨やうっすら割れている腹筋など、
アカネには刺激的なものが丸見えだ。

「ひゃあっ//！！？」

アカネは思わず手で顔を隠す。
ジェームズは察し、アカネの顔をローブの裾で覆う。

「何してんだ？ジェームズ」
「我が妹には僕や父さん以外の裸体は刺激的なのだよシリウス。
せめてアカネだけでも出てから着替えておくれよ。」
「は！！？お前らが遅いからだろ！！？」

シリウスとジェームズが口論している間、リーマスは黙々と服を着替える。

「ピーター、シリウスみたいに時間を無駄にしたら駄目だよ。もうそろそろつくんだから。」
「あ、う、うん。」

リーマスに促され、ピーターも着替えを始める。

-あと五分でホグワーツに到着します。荷物は学校に届けますので、車内に置いて行ってください。-

アナウンスが流れたと同時にシリウスは顔を真っ青に染めた。

「やべぇもう時間ねぇじゃんか！！！」

シリウスは慌てて服を着替えた。

「ふぅ…間に合った…」
「まったくシリウスったら、ちゃんと時間に余裕を持って行動しなくちゃだめじゃないか！！」
「誰のせいだと思ってるんだよ！」
「僕！！」
「自覚してんのがむかつく！！」
『ふふっ、あははっ』

ジェームズとシリウスの受け答えにアカネは思わず笑ってしまった。

「あ、笑った、可愛いね！」
『へっ？』

ピーターがあまりにも直球で言ってくるものだから少し動揺してしまった。
ジェームズはピーターに分かってるじゃーん！と肩を組む。

「イッチ年生はこっち！イッチ年生はこっち！」

列車から降りると、こんな声が聞こえてきた。