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「へぇー。そんなことがあったんだ。」
帰り道、Aは優希にさっきのことを話した。
「その高一君、去年AがNo.１美女に選ばれたこと知ってるんじゃない?」
「えー。そんなわけないよー。」
「それか、今回ので途中までの紙を分けてたら、羽飛Aばっかとか。」
「ないない。」
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優希はつまらなさそうにいった。
「どーせ、今年もAが一位だよなー。
二位三位は誰だろ。」
「優希、一位になるんじゃない?」
Aがニコニコしながら言った。
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「ふんっ。興味なし。どうでもいい。」
ホント、素直じゃないな。
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「今日、梅原桃花って子に話しかけられた。」
「えー!!マジ?」
優希が形相を変えた。
「…うん。なんで?」
「アイツが女子に話しかけるなんて、めったにないよ?」
「そなの?」
「アイツ、女子に嫌われてるんだよ。
男子を自分の胸で落とす、セコいヤツなんだから。」
あー。そういやそんな人だったかも。
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「A、アイツだけには気をつけろよ?」
「う…うん。」
どうすればいいかわからないけど、まぁいいや。
で終わらすAは優希と別れた。
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作者名：亜矢 | 作成日時：2012年8月27日 10時
