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「優希?」
優希が振り向いた。
「やっぱりきた。」
「え?」
「屋上に来ればAに会えるかななんて思って。」
Aは、優希の隣まで歩いた。
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先生からもらった紙を優希に見せた。
「これ、なんて書いた?」
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優希はチラッと見た。
「あぁ。
No.１美女は誰?
とかいう、くっだらないヤツ?」
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優希は水を飲んで言った。
「決まってんじゃん。
『そんなの聞いてどうすんの』って。」
「去年もそう書いたよね。」
Aは笑った。
そして、改めて紙を見た。
「げっ。締め切り今日じゃん!」
「私はもう出したよ。」
そう言ってシャーペンを渡す優希。
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「ありがとう。」
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Aも紙に去年と同じことを書いて、屋上を出た。
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作者名：亜矢 | 作成日時：2012年8月27日 10時
