瑛都高校のエイト (ページ3)

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……そして始業式。

一通り終え、副校長が言った。

「それではエイトの方、お願いします。」

Aの席の隣からため息が聞こえた。

「やっぱやるんだ。」

優希がまたため息をもらした。

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３人が舞台に立ち上がる。

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「みなさん、こんにちは、エイトです。

エイトとは、この高校をよくしていこうと務める者です。」

「嘘つき。」

優希が舌打ちした。

「ちやほやされたいだけでしょ。」

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「去年高３だった、５人の先輩方が卒業してしまったので、今回も指名で選びます。」

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男性陣が騒いでる。女子も胸がたかなっている。

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「えー。まずは俺らの自己紹介から。

高３の横山裕です。」

キャーキャー声がする。

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「同じく高３の渋谷すばるです。」

キャーキャー。

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「同じく高３の村上信五です。」

キャーキャー。

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「ったく、めんどくせぇー。」

優希がぼやいた。

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