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「大倉から聞いた通りやな。」
「なにがですか?」
錦戸は、
「これ。去年もこう書いたやろ。
無効になるで。」
と、例の紙をみせた。
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「いいんだよ。」
そう言って、優希は錦戸のことを睨んだ。
「ホントに疑問に思うんだよ。
そんなの聞いてなんになるの?って。
私の気持ちを率直に書いただけだけど。
文句ある?」
錦戸はAに視線を変えた。
「お前は?」
「え?」
「去年もNo.１美女に輝いた君は?
どうせ私に集まってくるからなんて、思うてるんちゃう?」
「いえ、そんなこと…。」
「Aを責めんなよ。」
優希が錦戸の肩をおした。
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錦戸は２人を見て、
「仲ええ２人やな。
助け合いか…(笑)。
フフ、明日のNo.１美女の結果、楽しみやな。」
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そう言い残して去っていった。
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「チッ。アイツが実施してんだろ。
なに私たちに楽しみだななんて、言ってんだよ。」
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作者名：亜矢 | 作成日時：2012年8月27日 10時
