私はやっぱり運は悪かった

Day 18 ページ21

西「なんで2人一緒なんですかー？」
久「……もしかしてAが断ったのって」

『うん。1番最初に祐希に誘われたから』
石「なんで2人一緒にいるの」

西「振られた者同士仲良く！」
久「振られてないし」
西「もー翼さんたまには乗ってきてくださいよー」



石「……帰っていい？」

久「……あかん。ちょっと事情聴取すんで。」
西「えー俺も俺もー」







西「あっAさんも来ますか！」
『えーっと…やめておこうかな』





そのままズルズルと引きずられながら、

3人は去っていった……。









.









石「……なんで事情聴取」
久「なんでもや」
西「抜け駆けずるいー祐希さーん」


石「……抜け駆けって」
久「多分、同窓会で好きなったんと違う？」
西「俺も俺も！」
久「どっちの俺も！やねん」



石「……全員？」
久「いやーそれは違うやろ」
西「抜け駆け禁止ですよ！祐希さん！」




石「いや、抜け駆けも何も俺職場一緒なんだけど」
西「祐希さん……それアウトっすわ」
久「そろそろ選手交代ちゃうか」
石「なにがだよ」









.









その夜。


私は電話していて……




柳「へーそんなことが」
『事情聴取ってどういう意味なんでしょうね』
柳「さぁね」
『マサくん、なんか知ってる？』


柳「……さぁね」
『さっきからそれしか言ってない笑』




柳「みんな焦ってるんだよ」
『……？それってどういう』




ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ




『あれ、宅配かな…』
柳「あ、じゃあ切るね」
『うん。またねー…』







何を誰が焦ってるんだ？

意味深な言葉を残された私は
しばらく考えていた。

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