【スプレーマムの花束を貴方に】 (ページ5)

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3輪目ページ5

彼を目で追っていると、近くで真ちゃんが3Pシュートを決めていた。放たれたボールは美しい放物線を描いてリングを通る。

「さつきちゃん、彼が私の幼馴染み。」
「わっ、3Pを連続で決めてる！」

彼を指しながら伝えると、さつきちゃんは驚いた様子だ。

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「それにしても、上手い人が何人もいるね。」
「そうだね。紫色の髪の子とか、体格もセンスも凄いよね。」
「赤い髪の人は難しい技術をさも簡単そうにやってるし…。」

その後も部員のプレーを見続け、2人で感想などを話していると、テストが終わり結果が発表された。

結果はなんと、さつきちゃんの幼馴染みに真ちゃん、さっき話していた人達の4人は1年生ながら1軍へ入ることになった。

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「凄かったね、これが帝光中学校男子バスケットボール部かぁ…。私達も頑張らなきゃね。」
「うん！一緒にマネージャー、頑張ろうね。」

体育館を後にし、二人で話していると、

「さつき、こんなとこにいたんか。あれ、ソイツは？」
彼女の幼馴染みである"大ちゃん"が現れた。

「大ちゃん！あ、紹介するね。この子は一緒にマネージャーをすることになったミケちゃん！」

さつきちゃんの声に自己紹介をする。
「亜麻野ミケです。よろしくね。」

「おお、青峰大輝だ。よろしくな。」
にかっと笑った彼の笑顔は眩しかった。