検索窓
今日:6 hit、昨日:40 hit、合計:14,707 hit

04. ページ6

.












心を打たれた感覚というのは、今まさにこの瞬間の事を言うのだと

私は初めて理解した。










シューズの乾いた音。




バレーボールが弾く音。










『かっこいー…』











ポロリと声に出た本音。







私の声に二人の後ろ姿が私の方へ視線を移す。








『あれ、影山くん。』









一人はクラスメイト、もう一人はオレンジ髪の










「影山、お前の友達!?ま、ま、まままさかカノ…ッ!?」







「んなワケねぇだろ!ボケ!」










…うん、なんか、とっても元気な子。







『私、一年の柿谷Aです。』







「影山と同じクラスじゃん!俺、日向翔陽!



どうしたの、こんな時間に。何か用事?」







『あー…間違えて早く来ちゃってさ。する事なくて探検してたの。』








朝練を中断させてしまった。



もっとさっきの見てみたい、と思う反面、そんな怪しさだらけな発言はヤバいのではと理性が働く。


名残惜しいが、仕方がない。




じゃあまたね、と立ち去ろうとした。







「じゃあさ!!ボールあげてくんない!!」







体育館のライトが眩しいのか、それとも彼の存在が眩しいのか。










『…わ、私にできるなら。』










キラキラと擬音がつきそうなほどまっすぐな瞳で私を捉える彼。








私の言葉を聞いた途端跳ね上がる彼と、



後ろで少し眉を上げたクラスメイト。












.

05.→←03.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
215人がお気に入り
設定タグ:ハイキュー , HQ , 影山飛雄
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いもり - すごい面白いです...!今すごーく良い感じの距離感なのでこれからどう縮まるのか気になります...!(*´д`*)ドキドキ更新頑張ってください! (4月1日 17時) (レス) @page22 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ととととトマト | 作成日時:2024年3月29日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。