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私と零の言い争いを聞いて玲さんは大声で笑いながら作業に戻る。
『くっそ、どうしたらいいんだ…！』
「Aが僕と協力して玲さんの意識を飛ばせばいいだろ！！」
『玲さんに乱暴なことはできない！！』
「そんなこと言っている場合か！！」
玲さんをじっと見る。本当に3徹しているとは思えないくらいいつもと変わらない表情だ。どういうこっちゃ…
「Aさん！僕も協力します！！」
「俺も！！玲さんには寝てほしいんで！！！」
周囲で見ていた公安の仲間達が私達の隣に立つ。
『おぉ、頼もしいじゃん…！！よし、お前ら行けー！！』
うおおおおおおお、と言いながら玲さんに飛び掛かっていく公安警察達。そしてそれをなぎ倒していく玲さん。
なんて滑稽なんだ。
『ふはっ、ふはははっ…がんばれ…あっはははっははは…！！！』
「笑ってないでAは仮眠室までの全てのドア開けてこい！！！」
玲さんと取っ組み合いながら零がこちらに顔を向ける。
瞬間、吹き飛ばされる零。
『あーはっはははははは！！！！』
玲さんに立ち向かっていく熱い男たち。周りで応援する女の子たち。そして大爆笑する私。
「玲さん…寝てください。」
零が仮眠をとる前よりもやつれた顔で言う。
ようやく玲さんを仮眠室に担ぎ込んだ時には、玲さんと戦っていた男達はボロボロになっていた。
「やはり俺も年を取ったな…」
ベットに横になりながらはは、と笑う玲さん。いや私と3個しか変わんないし、第一あなた怪我してるでしょ…
私は玲さんのベットに近づく。
『玲さんが寝ている間は私と零が全力を尽くすので！安心していっぱい寝てください！！！』
「うん、よろしく頼んだよ。」
そう言って私の頭を優しく撫でる玲さん。顔が熱くなっていくのが分かる。
「では、失礼します。」
零を先頭にして仮眠室から出ていくボロボロの勇者達。
私もそれについて行く。
「…Aも一緒に寝るか？」
背後から掛けられる声。
『…』
『…っはぁ！？！？！？！？！？！？』
私はぶわぁ、と全身が熱くなっていくのを感じる。
『な、玲さ、ななななにいいいって…』
「本気にするなバカ！！！」
スパンッ、と零が私の頭を叩く。
『ほほほほほんきになんてしてないわ！！！！！』
玲さんの笑い声。
「あーはっははは！！！じゃあ皆おやすみ！」
ーーーーーーー
まだ続きます。
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泉 - 久しぶりに来たら続きが更新されててうれしい🎵⤴️ (8月22日 15時) (
レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
微睡(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます！ゆるりと更新していくので読んでやってください！ (8月5日 10時) (レス) id: abcbb5d66a (このIDを非表示/違反報告)
泉 - １ページの文字数が少なくて読みやすいです！ 更新頑張って下さい！ (8月4日 7時) (レス) @page6 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：微睡 | 作成日時：2023年7月31日 18時
