0と0【降谷零】

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『いいから寝ろ！！』

「Aが先に寝るんだ！！」

仮眠室でも私達は言い争う。





「はぁ…はぁ…」

『はぁ…何よ、結局全部2人でやっちゃったじゃない…はぁ…』

私と零は言い争いながらも、作業の手は止めず、全てのベットを綺麗にした。



ガチャリ、と扉が開く。

「あれ、零さんとAさんじゃないですか…お2人も仮眠ですか？」

1人の仲間が疲れ切った顔をして仮眠室に入ってくる。

「あ、ラッキー…ベット綺麗じゃん…」

そう言って彼は今綺麗にしたばかりのベットに飛び込む。



そして



「『寝た…』」





「まぁ、これで他の奴らも気にせず寝れるだろ…」

零は彼が寝ているベットを少し残念そうに見ながら言う。

そのベットは零が最後に綺麗にして満足そうにしていたベットだった。

あぁ、そこで寝たかったのね…



『そうね…私ももう寝るわ…』

私は最初から未使用だったベットに横になり、自分の体に布団を掛ける。

「おう、おやすみ…」

『おやすみ…』

零も他のベットにぼふん、と倒れる音がする。





『私達が起きたら玲さんを寝かそうね…』



「そうだな…玲さんが1番厄介だからな…」



そうして私は眠りについた。





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(メインでもう1つ書いている作品があるのでそちらも良ければどうぞ！警察学校組がわっちゃわっちゃしております)

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