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『すみません、私待ち合わせしてるので。』
玲さんとの待ち合わせ場所にいると、チャラい人達に声を掛けられる。
「えーいいじゃん、オレらの方が君のこと楽しませられるよー！」
「お姉さんめっちゃ可愛いし、オレとお似合いじゃない！？」
どこがだよ。
意識を飛ばすこともできるんだけど…せっかく玲さんとデートなのに変なことはしたくない。
『はぁ…あの、だから…』
「俺の彼女に何か用ですか？」
よく知った匂いが鼻をかすめる。私の前に立つ男の人。
『玲さん…』
「これからデートなので邪魔しないで下さい。では。行こうA。」
『あ、はい！』
私の腰に腕を回し、歩き始める。
少し歩いてから、玲さんが口を開く。
「A大丈夫だった？ごめん、遅くなって…」
隣の玲さんをちらりと見る。
スーツではないけれど、少しフォーマルな印象の服装。
玲さんの甘い匂いがいつもより強く香る。これ、香水だったんだ…
普段と違う新鮮な玲さん。その姿を見てぶわあ、と顔が熱くなるのを感じる。
『いいいやいや！！私が早く着きすぎてしまっただけですから！！！』
「はは、A、いつもと雰囲気違うね。」
私は白いワンピース。実は以前、玲さんのスーツと同じ柄で衝動的に買ってしまったものだ。
「とっても可愛い。」
ふわり、と笑う玲さん。私の大好きな玲さんの笑顔。
『…あ、はい…』
頭が真っ白になる。玲さんが眩しすぎて目を背ける。
っていうか腰！！！！ずっと腰に手回したままなんですけど！？！？！？！？
「さ、早く行こう。」
玲さんは気にせず私の腰を持ったままずんずん進んでいく。
『あわわわ…』
私と玲さんはミステリー映画を見た。事件の内容も濃く、推理するのが楽しかった。
「いやー面白かったね！」
『そうですね！さすが工藤優作さんが監修しているだけあります！！』
私達は映画館から出ながら感想を言い合う。
「隣でAがキラキラした目で見ていて面白かったよ。」
『ふぇ、なんで私の方なんか見てるんですか！！推理に集中してください！！』
「はは、ごめんごめん！Aがあまりにも可愛いから！」
『あぁぇ…はぁ…』
にこにこと笑う玲さん。私の反応で楽しんでるな…
『玲さんも今日雰囲気違くて、とっても格好いいですね！』
仕返しに言ってやる。
「…あ、うん…ありがと…」
玲さんは頬を赤らめる。
あれ、思ってた反応と違う…
私も顔が熱くなってくる。お互いに顔を背ける。
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泉 - 久しぶりに来たら続きが更新されててうれしい🎵⤴️ (8月22日 15時) (
レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
微睡(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます！ゆるりと更新していくので読んでやってください！ (8月5日 10時) (レス) id: abcbb5d66a (このIDを非表示/違反報告)
泉 - １ページの文字数が少なくて読みやすいです！ 更新頑張って下さい！ (8月4日 7時) (レス) @page6 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：微睡 | 作成日時：2023年7月31日 18時
