検索窓
今日:14 hit、昨日:46 hit、合計:16,248 hit

33 ページ33

『ー…ていう話なんですけど、玲さんはどう思います?』

「そうだな…やっぱりその人の話してることが矛盾してると思うけどな。零は?」

「そうですね…その人の近所に住んでる人が実は愛人だとしたら、全てが辻褄合うと思います。」

『…なるほど?明日その線で探ってみます。』

居酒屋に来てもなお私達は仕事の話だ。



「そういえば、玲さんが撃たれた麻薬取引の2人ってどうなったんですか?」

零が問う。

「あぁ…きちんと麻薬取引に関しても口を割ってくれたから、きちんと処罰を受けてもらってるよ。」

『くそ、やっぱり先に1発殴っておけば良かったな…』






「ところでA、お酒強くなったね。」

玲さんが感心したように言う。

『はい!だいぶ鍛えました!!』



公安に入った頃はお酒の味が苦手で、酔う以前にあまり飲めなかった。

けれど仕事の付き合いやらなんやらで飲む機会が増えて、次第に慣れてきたのだ。

「まぁ、前みたいになられたらこっちが困るしな…」

零はいつもより少し顔が赤い。

『ばっ、黙れゴリラ!!』

「なになにー?Aなんかやらかしたの?」

玲さんはビールを飲む手を止め、私に問いかける。玲さんも少し顔が赤い。可愛い。

『別に…なんでもないですよ…』

私は話を逸らすようにおつまみに手を出す。



零が楽しそうに口を開く。

「そりゃ言いたくないよな…だって…」

『ゴリラ、それ以上言ったら二度と動けなくしてやるよ。』

「ほう?じゃあAが僕より先に潰れなかったら言わないであげよう。」

『それ言ったこと後悔すんなよ?先に潰れるのはお前だ!!』

そして私達はビールをがぶがぶ飲み始める。





「…君達、ほどほどにね…」

玲さんがはは…と笑う。





そして同時に潰れる私達。

「くぅ…」

『すやぁ…』

34→←32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
82人がお気に入り
設定タグ:名探偵コナン , 降谷零
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

- 久しぶりに来たら続きが更新されててうれしい🎵⤴️ (8月22日 15時) (レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
微睡(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます!ゆるりと更新していくので読んでやってください! (8月5日 10時) (レス) id: abcbb5d66a (このIDを非表示/違反報告)
- 1ページの文字数が少なくて読みやすいです! 更新頑張って下さい! (8月4日 7時) (レス) @page6 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:微睡 | 作成日時:2023年7月31日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。