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『だあぁ〜〜〜〜〜あっっっちいぃ……』

「ちょ、Aさん静かにしてください…」



私は今日は朝から張り込み中だ。隣で滴る汗を拭いながら標的をじっと見つめているのは、公安に来て1年経っていない可愛らしい後輩。

あ、ちなみに可愛いとか言ってるけど男ね。金髪ゴリラ以外は皆可愛く見えるんだこれが。



『大丈夫だよ。今、あいつは話している可愛い店員さんに夢中だ。』

「はぁ…そっすか…」

『もうすぐ張り込みも交代だしね。早く涼しい警視庁に戻りたい…』

私も下ろしていた髪を1つに束ねる。





「あ、零さん。お疲れ様です。」

可愛い後輩(男)が歩いてきた零に挨拶をする。

零も後輩を連れてきている。こちらはまだ入ってきたばかりの女の子。いつも長い黒髪を高くポニーテールにしていて、それが今日もゆらゆらと揺れている。可愛い。



『零〜〜おっそいよぉ。暑くて倒れるかと思った…』

そこで私達は零と張り込みを交代する。

「はは、そういうと思ってな。はい。」

零に差し出されたビニール袋をかさり、と開ける。中には3つの棒付きアイス。

『っ零〜〜〜〜〜〜!!』

私はぱあぁ、と笑顔になって真っ先に1つアイスを取り出し袋を開ける。

1口舐めると、一気に体が冷えていく感覚。

『あぁ、生きてる…』

「ほら、君達も食べろ。」

そう言って零が後輩2人にアイスを手渡す。

「わ…零さんありがとうございます。」

「ありがとうございます…あぁ、冷たい…」

それでビニール袋は空っぽだ。



『あれ、零の分は?』

「僕はいいよ。ほら、2人は早く戻れ。」

こちらを全く見ないでしっしっ、と手で私達を払う零。

標的はまだ店員さんにアプローチ中だ。全く、早く家に帰ってくれれば私達もこんな所で張り込まなくていいのに…



私の食べかけのアイスを零の口にガッ、とぶち込む。

「っむぐ!!つめは!!!」

零は不意をつかれて変な声を出す。

『ふは…!零も倒れたら困るからね。残りは零にあげるよ。』

「…そりゃどうも。」

零は大人しく私があげたアイスを舐める。

『よっし、私達は警視庁で涼むぞ〜!』

私は鼻歌を歌いながらるんるんで車に乗って警視庁に戻る。





「Aさん…零さんと付き合ってるんですか…?」

隣で運転してくれる後輩くんが言う。

『は?付き合ってないってば。それ4回目だよ。』

「いや、そうですけど…えぇ…」

『な、なんだどうした…君、零のこと好きなの?』

「いや、違いますよ!!!」

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- 久しぶりに来たら続きが更新されててうれしい🎵⤴️ (8月22日 15時) (レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
微睡(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます!ゆるりと更新していくので読んでやってください! (8月5日 10時) (レス) id: abcbb5d66a (このIDを非表示/違反報告)
- 1ページの文字数が少なくて読みやすいです! 更新頑張って下さい! (8月4日 7時) (レス) @page6 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:微睡 | 作成日時:2023年7月31日 18時

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