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玲さんが私に言いたかったことってなんだろう…あ、コーヒーが欲しいってことかな？
それとも新たな仕事？
なんだろう…もしかして告白とか！！
いやないない…でも、もしかしたらもしかしたら！！！
ほら前に後輩にも付き合ってるんじゃないかって言われたし！！！
もしかしたらもしかしたら！！！
「A〜？ちょっといいか？」
玲さんに呼ばれる。
『っひぉえやぁい！！！！』
「…なんだって？」
零のツッコミ。
『ななななにかご用でしょうか！！！！』
私は玲さんの机に駆け寄る。
「今、零がメインで担当している事件で、標的の次の取引現場が判明したんだ。」
零の情報収集能力はこの公安の中でもズバ抜けている。
「それで、Aと零でこのパーティー会場に忍び込んで捕まえてほしい。」
『……私が？』
「Aが。」
『……なんで私？』
零の事件のメンバーには女の子もいるはずだ。第一金髪ゴリラと一緒に行くとか…私はうげっ、という顔で零を見る。
「はは、そんな嫌そうな顔をするな！他の奴らには変わらず張り込みを続けてほしいし…それに、今回は中々強敵かもしれないからな。Aの能力を信用しての選択だよ。」
玲さんが私の目をじっと見つめる。うっ、玲さんにそんなこと言われたらやるしかないじゃないか。
『…やります。』
「よし、よく言った！じゃあ頼んだぞ！」
にこり、と笑って作業に戻る玲さん。私は小さく息をついてから、玲さんから渡された仕事を終わらせようと席に向かう。
「A。」
『お、どうした金髪ゴリラよ。』
私が机に置いていたペットボトルの水を飲むと同時に、後ろから零の小さな声。
「…その…すまない。」
『ぶっ！？！？！？げほ、げほ…な、なに！？！？！？』
零は眉を下げて口を小さく尖らせている。珍しく反省顔だ。
『零が謝るなんて…明日は雪でも降るのか…？』
「季節を考えろ季節を…」
割と本気でそう思ってるんですけど。警察学校の頃に零が私に謝った次の日は本当に雪が降ったし(一応冬ではあった)。
「…僕も1人で手に負える仕事か不安だったから、Aの力を借りたいと思っていたのだが…その、そんなに嫌がると思ってなくて…」
どんどん声が小さくなっていく零。
やっぱりこういうところがあるから嫌いになれないんだよなぁ。
『別にいいよ！私もさっきあんなに嫌そうにしてごめんね。』
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
まだまだ続きます。
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泉 - 久しぶりに来たら続きが更新されててうれしい🎵⤴️ (8月22日 15時) (
レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
微睡(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます！ゆるりと更新していくので読んでやってください！ (8月5日 10時) (レス) id: abcbb5d66a (このIDを非表示/違反報告)
泉 - １ページの文字数が少なくて読みやすいです！ 更新頑張って下さい！ (8月4日 7時) (レス) @page6 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：微睡 | 作成日時：2023年7月31日 18時
