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『っあ〜〜〜〜終わった…』

今日は久しぶりに徹夜しなくて済みそうだ…

周りを見渡すと、ほとんど人がいなくて静まり返っている。

ここ最近は、零がメインとなって動く怪しい企業の張り込みに人が駆り出されている。

ちらりと時計を見ると定時をついさっき過ぎたばかりだった。

こんな公安だが、一応定時というものがある。皆そんなものいらない、と恨めしい顔で言うが私にとっては唯一の希望だ。

定時を過ぎた…ということは勤務外…



つまり!!!玲さんの顔を見ても許される時間!!!



有難いことに、今部屋に残っているのは私と玲さんだけだ。こんな素敵な展開どこにあるっていうの!?ここにあるっていうの!!

私は自分の席から両手で頬杖をついてじっと玲さんを見つめる。

真剣な顔でパソコンと向き合う玲さん。玲さんは普段は眼鏡を掛けないが、パソコンを使うときだけブルーライトカットの眼鏡を掛けている。それがまぁ、ギャップなものでして…

玲さんがコーヒーを口にする。私が1時間前に淹れたものだ。あぁ、私が淹れたコーヒーを玲さんが飲んでいる…

今度は書類を手にして、深く考え込んでいる様子。顎に手を置いていかにも悩んでいます、というような玲さんはとってもかわいらしい。

お、今度は…?



バチ、と目が合う。全身がぶわ、と熱くなったように感じる。玲さんを見てるのバレた…!いや、でも許可もらってるし…!!

玲さんはふは、と笑って両手で頬杖をついてじっと私を見てくる。…私と同じポーズってこと!?かわいすぎるんですけど!?!?!?

目をキラキラとさせ、薄い唇に綺麗な弧を描く玲さん。そんなに私のこと見ないで…!!



『だあああああむり!!!玲さんがイケメン過ぎる!!!!!!』

私は叫んで両手で顔を覆う。あっつ!!なにこれ顔あっっっつ!!!!

「あっはっはっは!!!A、こっちおいで!」

眼鏡を外して笑って出た涙を拭う玲さん。そんな姿も素敵…

私は玲さんの所へ駆け寄り、机をパン、と叩く。

『どうしてそんなに格好いいんですか!!そんな顔で見られたら心臓持ちません!!!』

「はっはっは!!ごめんって!Aが面白くてつい…」

『お、面白いって何ですか!!玲さんが許してくれたんじゃないですか!!』

私は顔を真っ赤にして抗議する。

「今日分の仕事は全部終わらせたのか?」

『はい!ばっちりです!!』



ーーーーーーーーーーーーーーーーー

続きます。

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- 久しぶりに来たら続きが更新されててうれしい🎵⤴️ (8月22日 15時) (レス) @page50 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
微睡(プロフ) - 泉さん» ありがとうございます!ゆるりと更新していくので読んでやってください! (8月5日 10時) (レス) id: abcbb5d66a (このIDを非表示/違反報告)
- 1ページの文字数が少なくて読みやすいです! 更新頑張って下さい! (8月4日 7時) (レス) @page6 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:微睡 | 作成日時:2023年7月31日 18時

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