聴こえない ページ32
夢主様ver.
全員がつるまるさん の横に立っている、鶯色をした人を見て驚いていると、ふいに彼と目があった。
気のせいかもしれないけど
私が乱ちゃんに頭を傾げながら彼に指を指すと、
乱ちゃんはゆっくりと、私の耳に口を少し開け近づけてくれながら
「鶯丸さんだよ
…今まで、三日月さんと一緒に居てた人。
でも、なんで……」
最後は消え入りそうな声で呟いてたから、少し何を言ったか分からなかった。
けれど、鶯色をした彼は、鶯丸さんと分かった。
雰囲気は穏やかで、ちょっと髭切さんと似てる人。
なんか、落ち着くっていうか…
そう思いながら鶯丸さんを凝視していると、鶯丸さんがははっ と笑いながらつるまるさん に
「なあ、鶴丸
あの審神者は面白いな。前任とはまるで違う。
…三日月も探していたぞ？
もう一度、合わせてみたらどうだ」
「馬鹿いえ
今更 ひょっこり出て来て何を言い出すかと思ったら、俺の主を危険に晒す気か。
…お前も、大広間に来たらいいだろう」
つるまるさん がしっしっ と手を煽りながら、鶯丸さんの手を退ける仕草をする。
しかめっ面をしたつるまるさん なんて、見た事が無いから新鮮で、ちょっと面白い。
ふふ と笑いながら見ていると、髭切さんと膝丸さんが急に刀に手を掛けた。
それを合図にしたかの如く、一気に空気が張り付いて、
呼吸音まで聞こえそうな程、静かになる。
私はといったら、一体 何が起こったのかが分からなくて、ただただ黙っていた。
空気が、痛く感じる
何分ぐらい過ぎただろうか、急に薬研君と乱ちゃんがすっ と立ち、2人とも私を見つめながら
「主さん、ごめんね
ほんとは一緒にご飯、食べたかったけど…」
「ちっ と、危ねぇみてぇだ
鬼がお出ましする前に、宥めてこねぇとな。
…鶴丸の旦那、後は頼んだぜ」
そう言って廊下を音も立てずに、走って行ってしまった。
身軽で、まるで風のように
どうやったらそう走れるのか、後で聞いてみようかな…なんて。
私はまた呑気にそう考えていたら、鶯丸さんがあの鬼は髭切でも厄介だな とこの空気に似合わない程の声音でそう言った。
私、鶯丸さんと気が合うかもしれない
そう思いながら私はノートに文字を書き、それをつるまるさん に見せてみた。
するとつるまるさん はふにゃ と破顔しながら、もうあんなヘマはしないでくれよ と私の頭を撫でながら笑った。
大丈夫 と私は口を動かしながら、もう一行 付け足して
《つるまるさん が居てますから》
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柚子×たいやき(プロフ) - 朔さん» もし指摘して下さるのなら、説明出来る範囲で説明致します。話を投稿する時は、私の方で再度検討いたしますので、今後も温かい目で見てくださると嬉しいです。私の完全な力不足です、本当に申し訳ありませんでした。 (2019年4月30日 19時) (
レス) id: d382c0e04c (このIDを非表示/違反報告)
柚子×たいやき(プロフ) - 朔さん» もし私の表現で不快にさせてしまったのなら、申し訳ないです。 どこの場面でしょうか？私はまだ未熟な学生なので、難聴という病を調べてみましたが、私の力不足だったのかもしれません。 (2019年4月30日 19時) (レス) id: d382c0e04c (このIDを非表示/違反報告)
朔 - 聴こえてないのに突然話しかけられて驚くんですね笑笑 (2019年4月24日 7時) (レス) id: c3964f1a90 (このIDを非表示/違反報告)
柚子×たいやき(プロフ) - 空さん» 返信遅くなり申し訳ないです。今まで諸事情で書けないでいましたが、書かせて頂きます。ですが、私は今年受験の身なので、ペースは遅いかもしれないです。待っていて下さって、本当にありがとうございます。頑張ります (2019年4月2日 15時) (レス) id: d382c0e04c (このIDを非表示/違反報告)
空 - もう書かないんですか？面白いので続き気になります (2019年1月7日 4時) (レス) id: e5333279ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚子×たいやき | 作成日時：2017年5月6日 15時
