聴こえない ページ31
乱藤四郎ver.
「…わかった
きみが…主が、好きな事をしたらいい。
だからもうそんな眼で見ないでくれ」
そう言って、鶴丸さんは顔を逸らした
その一言でここに居る刀達は全てを決意し、己を摩る。
貴方を、主さんを怖いめに合わせないために
髭切さんは、そう言うのならしょうがないね と言いながら主さんの頭を撫でて笑った。
膝丸さんも、兄者がそう言うのならば…と渋々 了承し、これで満場一致
僕はどきどき高鳴る胸に手を置き、まだ見ぬ未来へと想像を膨らました。
もし、もしも…主さんとこの先も一緒に居られるのなら
僕は''守り刀''として、役目を果たせる
一兄、主さんは前任とは違うよ。
早く伝えたい
一兄の笑った顔が見たい。兄弟達の笑顔が
ピンッ と張り詰めた緊張感の中、ぐぅ と間抜けな音が何処からかともなく響いた。
全員がその音を辿って、一点を見つめる
そこには顔ほんのり赤くして、申し訳なさそうに笑う主さんが居た。
「…朝餉がまだだったな、
俺と兄者が何か持ってこよう。
君はここで待っていてくれ」
「えぇ…Aに何か作ってもらおうよ
僕とお前が護衛したら、怖いもの知らずだよ？」
髭切さんが主さんの髪でゆらゆら と遊びながら、膝丸さんを見やる。
さらさらさらさら
髭切さんに掴まれては離されて、主さんの髪は弄ばれていく。
まるで、水みたい
僕がそんな事を考えていると、頭上から膝丸さんの溜息交じりの声が聞こえて来た。
だけど、その声はどこか嬉しそうで
「…しかしな、兄者。女子は俺を手入れしたのだ。
昨日来たばっかりで、まだ疲れも溜まっているだろう。
ここは…」
「そんな事であれば、俺が握り飯でも作ってやろうか」
膝丸さんの声を遮って、廊下側から聞こえてくるその声が来た方向を見ると。
そこには鶴丸さんの肩に手を乗っけて、微かに微笑んでいる、大包平さんの事しか言わない鶯丸さんがそこに居た。
「俺の握り飯は馬からも評判が高いぞ。な、鶴丸」
.
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柚子×たいやき(プロフ) - 朔さん» もし指摘して下さるのなら、説明出来る範囲で説明致します。話を投稿する時は、私の方で再度検討いたしますので、今後も温かい目で見てくださると嬉しいです。私の完全な力不足です、本当に申し訳ありませんでした。 (2019年4月30日 19時) (
レス) id: d382c0e04c (このIDを非表示/違反報告)
柚子×たいやき(プロフ) - 朔さん» もし私の表現で不快にさせてしまったのなら、申し訳ないです。 どこの場面でしょうか？私はまだ未熟な学生なので、難聴という病を調べてみましたが、私の力不足だったのかもしれません。 (2019年4月30日 19時) (レス) id: d382c0e04c (このIDを非表示/違反報告)
朔 - 聴こえてないのに突然話しかけられて驚くんですね笑笑 (2019年4月24日 7時) (レス) id: c3964f1a90 (このIDを非表示/違反報告)
柚子×たいやき(プロフ) - 空さん» 返信遅くなり申し訳ないです。今まで諸事情で書けないでいましたが、書かせて頂きます。ですが、私は今年受験の身なので、ペースは遅いかもしれないです。待っていて下さって、本当にありがとうございます。頑張ります (2019年4月2日 15時) (レス) id: d382c0e04c (このIDを非表示/違反報告)
空 - もう書かないんですか？面白いので続き気になります (2019年1月7日 4時) (レス) id: e5333279ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚子×たいやき | 作成日時：2017年5月6日 15時
