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キラキラと輝く星空は、
星が降るようだった。
叶乃は立ち上がり、大きく息を吸う。
「え、ちょっ、叶乃?」
なにがしたいのか、全くわからない。
「ありがとうーっ!!!!!」
山に全体に響くぐらいの大きな声で、
そう言った。
僕のほうに振り返りニコッと笑う。
「いつも、助けてくれてありがとう」
君がいつだって心から「ありがとう」って
叫んでいたこと知っていたよ。
「きっと、Aより叶乃のことを
わかってくれる人はいないよ」
「……僕のセリフだよ」
二人して、はにかんだ。
涙をこらえて、笑顔で僕は言うよ。
「…また、絶対会おう」
「うんっ」
叶乃はニッと笑う。
『さようなら』は、明日だ。
未来の約束なんて、せつないよね……。
「流れ星、流れないかなぁ……」
「……そうだね」
僕らは、ジッと星を見つめた。
今日のことは、最高の思い出だよ。
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革ベルト
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作者名:金平糖 | 作成日時:2013年8月23日 19時