［僕達の姫丸ちゃん］Part.２ (ページ18)

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終わりは… ページ18

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『今回のザ少年倶楽部、いかがでしたか！？

私はとっても楽しくて、最高でした！

また会いましょう、バイバイ！！！』

手を振ってみんなとお別れ。

…これで、最後って考えると
すごく寂しい。

でも音にぃと一緒なら
何も怖いものなんてないはず。

だから…みんなとお別れする。

みんなに何も話さずに、何も悟られずに。

廉「今日の奏多、めっちゃ輝いとったな！」

『さっすが私！』

紫耀「自分で言うんかーい！w」

海人「面白すぎw」

バイバーイとか
お疲れ～とかそんな言葉を言って

帰っていく、みんな。

待って、さよならだけ言わせて…！

……みんな！

と、気持ちが先回って声が出る。

『みんな！待って！』

メンバー「「？」」

飛貴「どうしたの？奏多。」

『…うぅん。ばいばい！お疲れ！』

瑞稀「お疲れ。」

最後に、みんなの顔を見た。

それでいい。これでいい。

…と、みんなが帰る前に部屋のドアが開く。
あれって、音にぃ！？

私は急いで音にぃの元に走っていく。

なんで来たの！？なんで！？
みんなにバレるじゃん！

ここまで秘密にしてきたのに！

廉「…あれって…久城音弥！？」

紫耀「なんでLEEのセンターがここに…？」

その場にいるジャニーズの全員が
ざわざわとしだす。

私は急いでこんなふうに誤魔化した。

『…ゎ、わぁ！音弥さん！こんなところまで
来てくださったんですか！？

わざわざ迎えにいらっしゃらなくても…』

海人「奏多？」

音弥「は？何言ってんの、奏多。
実の兄に敬語なんて水臭いじゃない。」

風磨「…は？」

最後まで話そうとするけど
音にぃは…爆弾発言をした。

…あぁ…みんなにバレる。

今までみんなを騙してたのが…

私の努力がバレちゃう…嫌だよ！

廉「実の兄って…何？」

音弥「何…って、そのままの意味だけど。

さ、帰るよ。奏多。
それか…みんなに“本当のこと”話して帰る？」

『……音にぃ。なんで来たの？』

音弥「体の弱い奏多のために…

『私…ぃゃ…僕は音にぃについていくよ。

だから。もう、みんなに近づかないで。』

音弥「分かった。それを条件。

僕からも出していい？」

『うん。』

音弥「…もう、この人達に合わないこと。

会ったら戻りたくなるでしょ？」

それが…条件だった……。