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『でも私、アリスさんのこと好きですよ。何気に人に優しいですし。』
「………」
『あっはっは！！成人男性が耳赤くして照れてる〜〜〜！！』
「アンタねえ、その呼び方はやめなさいよ！！」
素直に思っていることを伝えたところ、彼の耳が赤くなった。
褒められ慣れてないのだろうか。
それが面白かったので、指をさして更に笑うと怒られてしまった。それにしてもこの呼び方で怒るなんて、変わっている。
『ふふ……はは、あー…面白かった。……あ…そういえばアリスさんはあとクリアしてないアトラクションってあるんですか？』
「もう無い…さっき全てクリアしたからな。」
『あ、そうなんですね。それはおめでとうございます！』
それからまた少しアリスさんと話してから、再びロビーへと戻った。もちろんアトラクションを一緒にやってくれる人を探すためである。
ロビーへ戻ると、サラがいた。
声をかけようとすると、様子がおかしい。
誰かに話しかけようとしているような……
そこまでしてハッと気づいた。これが幻影というものなのだろうか、と。私には見えないが、おそらくサラには何か見えているのだろう。
『サラ！！』
「……A？」
思わず彼女の腕を強く引っ張ってしまったが、大丈夫だろうか。
痛くなければ良いんだけど……
強制的に振り返らせた彼女の目は最初こそ虚ろであったが、次第に元の強い意志の感じられる目に戻った。緊張した心臓が落ち着いていくのを感じる。
それから話題を作るために嘘をつくことにした。
『………私お腹空いちゃってさ。一人で食べるとつまんないし……一緒に何か食べよ？』
「もうそんな時間か。分かった、私もAと食べたい。」
そういう流れで二人で夕飯を食べていると、ケイジさんとギンくんがロビーに戻ってきた。
二人ともアトラクションをクリアしてきた帰りらしい。
そのままその二人とも一緒に夕飯を食べることになった。
「A姉ちゃん、それとって欲しいニャン。」
『ん、はいどうぞ。』
「ありがとニャン！！」
ギンくんは先ほどの一件で許してくれたらしく、普段通りの会話が出来るようになった。
正直あれ以上あんな態度を取られたらすごく悲しいので、仲直り出来て良かったと思う。
あ、そういえば。
ふと思った疑問を左斜め前に座るケイジさんに尋ねた。
『あの、一階で私のこと運んでくれた人って誰なんですか？』
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でででででん(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます！なんとか5月中に2章完結目指して頑張ります。笑 (2020年5月20日 23時) (
レス) id: ff25803fe7 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - 何度もコメントすみません…今日更新多くて嬉しいです…！(( お体にはお気をつけて！これからも楽しみにしています！ (2020年5月20日 22時) (レス) id: cc998c0500 (このIDを非表示/違反報告)
でででででん(プロフ) - しきさん» え？そう言ってくれて嬉しい… (2020年5月16日 7時) (レス) id: ff25803fe7 (このIDを非表示/違反報告)
しき(プロフ) - え?表紙好き… (2020年5月16日 1時) (レス) id: 0c957ac632 (このIDを非表示/違反報告)
でででででん(プロフ) - 匿名さん» ありがとうございます…！ (2020年5月14日 21時) (レス) id: ff25803fe7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でででででん | 作成日時：2020年4月28日 9時
